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その30 何気に見た腕に出ていた赤い斑点には少々ビビったけど…予定通りの退院をゲットしたぞ!

手術の翌日

まだ眠い目をこすりながら朝食を摂っていると、執刀された男性医師が病室に入ってきた。

「おはようございます。昨日はあれから変わりはなかったですか?」

「ええ、おかげさまで」

「それは良かったです!では…」

男性医師はそう言うと、僕の後ろに回って患部を観察

しばらく時間が流れて一言…

「うん、良いですね!」

「本当ですか~良かったです」

「出血もしていませんし、傷口もきれいです。これなら明日以降ならいつでも退院可能です。都合が良い日を教えてください」

「やった!退院ですか~それじゃ〜最速で明日退院でお願いします!」

「わかりました」

そんな流れから、朝食を早々と済ませると一目散に通話可能エリアへ行ってリフトタクシーを予約。

その後、ルンルン気分で病室に戻ってから、何気に右前腕の手首に近いところを見ると、真っ赤な無数の斑点があるのに気が付いてしまう僕…

(な、なんだこれは~~~?)

点滴の薬剤に反応したのか?
点滴の薬剤に反応したのかな?

範囲は5×2センチほどで、パッと見て気が付くほど!

今朝(0時過ぎ)までやっていた点滴の薬剤に反応したのかな(薬疹:ヤクシン)…

ま~でも明日退院なんだし~いまさら看護師さんに言っても退院が延びるのも嫌だから内緒にすることに決めた!

その後、時間の経過とともに色合いがどんどん薄くなってきたから安心しんだけど、いったいあれは何だったのかは気になるな~

やっぱり薬疹だったのかな~

ま~いっか!(よくわからん)

そして迎えた退院の日

昨日予約していた、リフトタクシーの運転手さんが病院入り口から車まで荷物を持ってくれた。(リフトタクシーの運転手さんは、介護の資格も持っている人が大半で、運転だけじゃなくて、荷物などを持ってくれたり、車いすを押しくれたりしてくれるんです)

ただ、以前も書いたように当時は新型コロナウイルス感染症が県内で流行し始めるギリギリな時期だったから、本来なら病棟(病室)まで迎えに来てくれるんだけど、病院内に入るのを警備員に止められたそうで…以下のようなやり取りがあったんよ~

病室で待機していても、なかなか来ないから、仕方がなく病院の入り口に行くと運転手さんがいる…

「あれっ?病棟で待っていたんですけど、どうしたのか心配しましたよ~」

「すいません…ずいぶん前に来ていたんですが、病院内へ入れなくて…」

「えっ、なんでですか?」

「最近、感染症が流行っているでしょ?ですから、入口の警備員さんがね~家族でもないからって、なかなか入らせてくれなくて…」

これぞ、コロナ渦の始まり

こんな感じで、家族の面会の件と同じで、入院(手術)の時期がもう少し遅かったら、いろんなことが一層大変なことになっていたかもな~って思いながら病院に別れを告げたのでありました~


ー つづく ー


いかがでしたか?

今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!

読んだよ〜ってことで、スキを押してもらえたら、今後書いていく励みになりそうな気がします。

できましたら、これからもたくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。

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