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殻を破って輝く人へ!

以前、車いすマンになりたて(にわか車いすマン)のころは、車いすを漕ぐことがたまらなく楽しくてロータリーや室内巨大スロ―プを上り下りしていたことを紹介しました。

そのころは、ちょうど車いすマラソンを始めたばかりであり、体力や持久力をつけなければと言う思いが、そんな僕に拍車を掛け立てていたのかもしれません。

あっ、車いすマラソンは車いす陸上の1種目です。

生活用の車いすではなくレーサーという競技用車いすに乗る必要があって、生活用の車いすでは難しい高速走行が可能です。(貧弱な僕でも平坦な道で10数kmは楽に出せます)

ですから見応え十分です!

高速走行するためには、効率よくハンドリムを回すことが出来る車いす陸上専用グロープが必要です(素手だと大けがをするかも)

専用グローブは、競技を初めてすぐに自作する人もいるのですが、僕は既製品のものを購入していました。

※慣れてきたら自作する人はたくさんいます。初めての人はその知識がないため既製品が多いですが、指導者に恵まれた場合などは自作グローブです。

既製品の専用グロープが手元にやってきた日は、生憎の悪天候…レーサーに乗って使い勝手を確認することが出来ませんでした。

野球をやっていた人や知識がある人はわかると思うのですが、野球のグローブ(革製品)は慣れるまでカチコチですよね?既製品の車いす陸上専用グローブも全く同じで自分の手になじんでくれません…

(今日はレーサーには乗れないけど、これをつけて生活用の車いすを漕いでみよう。そうしたら少しは手になじんでくるかもしれない)

そう思って僕は、施設内の巨大スロ―プに行って上り下りを使用と現地へ向かいます。

ところが、いざ上り下りを始めようとしたところ…

ハンドリムをうまく掴めないため、上れないことに今更気がつきます…

そこで広く長い直線が続く廊下ヘ移動…

(ここで延々と往復するしかないな)

そう思い1時間ほど車いすを漕いできたところ…

「おっ、今日も頑張っているね!」

声がする方を振り向くと、車いすに乗った男性とニコニコ笑顔でその隣に立つ女性。

先輩と奥さん
先輩と奥さん

「あ~Aさん…そちら(女性のこと)は?」

「俺の(奥さん)」

「あ~そうだったんですか~」

「はじめまして、よろしくね!」

「あっ、こちらこそ!僕は辛島と言います」

Aさんというのは、当時施設に車いすマンの先輩です。年齢は40~50歳くらいだったかな?(かなり僕とは年が離れていました)

「この人、車いすがなってから何もしなくなっちゃって、辛島さんを少しは見習ってほしいわ~」

「いやいや、見習う所なんて何もないですよ~」

「そんなことないわよ~この人って、どこかに諦めというのか?自分はもう出来ない・ダメだみたいな?向上心?やる気?みたいなのが感じられないのよね…」

「そんなことねぇ~だろ!ここでそんな話をするな!」

「ごめんなさいね、ただ辛島さんみたいに何でも良いから車いす生活になっても挑戦てほしいのよ」

「…」

こんな感じで、体に障がいを負って、車いすや杖が必要になったり、思うように体が動かなくなって昔みたいにいかなくなった人は…

どこかにトラウマというのかな?そういうものに押しつぶされそうになって、これからと向き合う力や挑戦する気持ちなどが持てずに苦しんでいる人はたくさんいると思います。

そんな殻から抜け出すこと…

アホみたいな僕になってしまうのかも?

そこは置いておいて…

殻を破るのって辛く大変なことなのかもしれませんが、これからのためには必要不可欠だと思います。

どうか自分に負けないでほしいです。

陰ながら応援していますからね!


いかがでしたか?

今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!😊

読んだよ〜ってことで、スキを押してもらえたら、今後書いていく励みになりそうな気がします。🔥

できましたら、これからもたくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。🙇

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ヨワヨワマン辛島
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