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船井電機の破産

びっくりしました。老舗電機メーカーの船井電機の破産が報道されました。
FUNAI というロゴで家電販売店の一角を占めていた会社が破産したというのは驚きです。しかも、準自己破産というのもビックリでした。

準自己破産というのは、取締役会が人数が揃わないなどの状況で、取締役が単独で自己破産手続きを申し立てるという例外措置です。船井電機のような大きな会社がとる手続きとしては異例とのことです。
新聞記事によると、ここ数年は液晶テレビ事業が中国メーカーの台頭で不振となり、経営が安定せず社長が次々と交代していて、最後は代表取締役不在の状況だったようです。

私の世代としては、船井電機の「テレビデオ」が記憶に鮮明に残っています。割とVHSビデオデッキも、テレビも場所を取るし、値段も学生には辛かったので、重宝していました。革命的な製品だったと思います。
その後もビデオも液晶テレビもフナイブランドが安くて品質も確かな製品として認識されていたと思います。

大学の時の友人も、大阪出身だったこともあり、船井電機に就職していました。たしか、共通の友人の結婚式で会ったときに、北米の工場に数か月単位で技術指導に飛び回っていると言ってました。彼は転職したように聞いていますが、今回のような傾向がもしかしたらあったのかもしれません。

破産の様々な要素はあると思うのですが、先日急に従業員は集められて、解雇を告げられたそうです。働くものとして、この事態を回避する方法も早い段階での転換もあったかもしれないと思います。
後付けの話でいえば何でも言えるのですが、この規模の会社の破産の話としては、後味が本当によくない話で、残念に思います。

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