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本日の稲刈り

今年の稲刈り
今年の稲刈りの季節がやってまいりました。
田植えは雨が降ろうと槍が降ろうと断行できるのですが、稲刈りはどうしても晴れの日にしかできません。もっと言えば稲刈りの前日数日は晴れていたくれたほうがいいです。
うちのコンバイン君は少し古いです。古いけど、フレコン(柔らかな大きな網袋)に入れるコンバインですから、ものすごく助かっています。
ほとんどの田舎の稲刈りの風景で見かけるコンバインに煙突が付いていて、軽トラの後ろに乗っけてる袋に”ジャーー”と入れているあれです。

最初の試練
実は、我が家のコンバイン君が調子を崩しました。稲刈りまでにかなり掃除をし、メンテナンスをした可愛い子ですが、稲を刈った後に、稲から籾を外す胴まで送る部分が作業中にうまく動かなくなりました。最初は調子よかったのですが、無理をさせたのでしょう、送る手前で稲が溜まってしまうという事態になりました。見たとき一定の稲が溜まったら送るユニットが止まっているようなので、藁が巻き付いている部分を掃除してみました。そうしたら稲を送るようにはなったんですが、どうも詰まるまでに運転者が強引に動かしたんでしょう。多分動力のベルトがひびが大きく入っていたので、どうしても稲が量が増えると持ち上げきれずに詰まってしまいます。

取りえず対策を!
流石にこのままでは日が暮れても稲刈りが進まない。運転者が動かしたら何とかなるという根性論を言い始めたので、これはちょっとまずいなと考え、倉庫に仕舞っている、一代前のコンバインにご登場願うことにしました。
なんとなく不安があって、今年もこのコンバインも整備をしておいたのが良かったです。ただ、このコンバイン君は、一世代前の30kg袋にいれて収穫する機械なのでコメを運ぶマンパワーが余分にかかります。でも、期待に応えてくれて刈り取りは順調に動きました。

第2の試練
この試練は後から思うと当たり前なんです。まず、最初は調子を崩したコンバインからフレコンにコメを少し移していたので、袋に入っているお米を運んでフレコンに移していました。出来るだけ短い距離をとは思って袋を外しましたが、田んぼを歩き、軽トラに載せ、さらにフレコンの上まで人力で持ち上げて移す。
いやー、腰が痛い痛い。
でも、作業途中ですから、フレコンの2/3くらいまでは頑張りました。

さらに試練
ここからは昔と同じように袋を軽トラに積んで乾燥する場所までもっていく心算でフレコンを畳んで、いざ袋をということに!
ここで、困ったことに、数年使わずに仕舞っていた袋・・・・・いい袋をと思って、準備で干したときによって(選んで)いたのですが・・・・ピリリと破ける袋が出てきました。チャックの縫い目が弱くなっていて閉まらなくなったのも含めて4,5袋発生しました。
そりゃそうだ。ポロプロピレンの袋だもの、数年使わずに仕舞っていたら劣化するわ。見た目より弱っていたんです。それでもとりあえず一回持ち込む袋の量は出来たので、ひとまず乾燥場所にもっていきました。
最終判断として、この袋を軽トラまで運び、さらに乾燥所で移し出す作業は袋の劣化が読めないということで、やはり田んぼのでコンバインから外した袋をフレコンに移して持っていくほうが安全ということになりました。
(乾燥所でそこまで丁寧にやってはくれないだろうなという朧気ながらの判断です)
まあ、すったもんだありながらとりあえずこの田んぼまではなんとか終わりました。

明日の田んぼは別の原因で大変なのでそれは明日にまた頑張ります。

もともと兼業農家で機械も小型で、しかも我が家に来た時には、他所で一仕事終わったコンバイン君たちなので、整備と掃除が欠かせません。でも、かわいい子たちなので、もう少し活躍してもらうために、改めて修理、整備・・農繁期終わったら頑張ります。

でも、本当にもう一台を整備しておいて本当によかった。



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