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10月10日 ~10・10空襲から80年

空襲の始まった日
浅学なことに10月10日といえば、体育の日という認識でしかありませんでした。
今朝の朝のニュースで10・10にアメリカ軍が沖縄に大規模な空襲を行ったひであることを知りました。沖縄の空襲により1400人以上が死傷したそうです。この空襲は日本で初めて民間人が大規模に標的となったとされています。また、このとき焼夷弾にによる無差別な殺戮が公に行われたということも忘れてはいけません。
午前7時前から始まった空襲は5回にわたり、およそ9時間続き1400人以上が死傷し、当時の那覇市はおよそ9割が焼失、コンクリートの建物を除くほとんどの家屋が焼け落ちました。

日本で初めて民間人が大規模に標的となった無差別攻撃とされ、668人の死者の多くが民間人となっています。日本の密集した一般住宅地に焼夷弾を落とすことの効果を検証し詳細な記録をアメリカ軍は取っていたということを聞き、憤りが収まりませんでした。

戦争に対する意識の薄まり
戦争は無慈悲なものであるのかもしれませんが、民間人を爆撃、殺戮するという考え方は受け入れられないし、そのことを酷いことをしたという認識がないということはどうなんでしょう。また、日本人も焼夷弾による民間人の多量殺戮の空襲について伝えきれていないことも愕然としました。

民間施設に対する攻撃は、ウクライナ、ロシア、イスラエル、ガザなどで現在でもあたりまえに行われています。いつの間にか攻撃の一つの手段のように利用され、その言い訳を当たり前のように国家がいう。その構図を容認していること、その慣れた意識はどうなんでしょう。

箱庭の戦争
戦争をするなら箱庭で勝手にして欲しいということをよく言います。某漫画のケンガン試合のような代理戦争で利権を踏まえて行ったら、戦争は減るのでしょうか。たぶん答えはノーだと思います。空襲から80年経って変わらず戦争をしている人類の根幹が悲しく思います。


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