ある日突然、夫が適応障害になりました⑫～老夫婦～

夫の日記を紹介します。
適応障害になって苦しんでいる旦那さんだけでなく、家族がおられる方々にも、ぜひ読んでいただければ幸いです。

最近散歩をしていて、よく見る老夫婦の方々がいる

その老夫婦の方々は、地面を見ながら、ゴミが落ちていると拾っていた

誰に褒められることもなく、黙々と取り組んでおられた

私が気持ちよく散歩できるのは、あの方々のおかげなのだと気づいた

「捨てる神あれば、拾う神あり」ということわざがあるが、

「誰かに捨てられるゴミもあれば、誰かに拾われるゴミもあるのだ」
と思った

正直、「今の自分は、社会から見放されている」と悲観的になる時がある

しかし、

「そんな自分を必要としてくれる世界がきっとある」と信じている

ゴミを拾う老夫婦の姿を見て、

私も

「今の自分にできることを見つけ、誰かの役に立ちたい」と強く思った