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【算命学】原理#1「時間と空間」Δ時間を考える

高尾義政氏の手によって創作された、「算命学」という占いの原理について
個人的な見解も含めてお話していこうと思います。
算命学の魅力が少しでも伝えられたら良いなと思っています。

※算命学がどんな占いであるのかは、既述のノートを参照くださいね。
【算命学】とは何か?|佐藤 雄一 (note.com)


さて、算命学の原理は、古代東洋人の1つの疑問からスタートしました。

古代東洋人A「人間の運命とはなんぞや?」

素朴ですが、現代の我々からしても意見が分かれる所であり
ロマンでもあります。

当時は、物理学も科学も今のように発展しておらず、知らない事だらけ。

そんな中で、人間の運命を解明していく「カギ」を「自然」に委ね、
自己を取り巻く、大自然に目を向ける事で人間の運命を知ろうとしたわけですね。

今回は、算命学理論の中から「時間と空間」の説をお話してみようと思います。

時間と空間

我々が普段何気なく使っている時間は、私たちの生活の中心にあります。

時間で起き、時間で寝て、時間で仕事に行く。人間は「時間」に捉われて生きています。

しかし、時間の本質について考えることはあまりありません。

時間とは何でしょうか?
時間は過去・現在・未来を表します。
たとえば、1990年3月21日は過去、今この文章を書いている2024年5月29日21時39分は現在、そして2025年5月29日は未来です。
このように、時間は特定の時点を表す「表現方法」として機能しています。これは私たちが普段感じている時間の感覚です。

しかし、時間の本質はこれだけではありません。今まで考えていた時間は、マクロ的な視点での時間です。
昨日、今日、明日といった時間の幅があります。

では、ミクロ的な時間を考えてみましょう。
一瞬の時間、極小時間を「Δ時間」と定義します。
Δ時間は時間の幅を極限まで縮めたもので、過去・現在・未来が一点に収束します。

難しいですね。図で考えるとわかりやすいかもしれません。

図1、Δ時間とマクロ時間

Δ時間とは、一瞬の時間の先頭を捉えようとする概念です。
時間は止まることなく未来に向かって進んでおり、仮に時間の先頭を捉えたとしても、その瞬間には既に過去になっています。

つまり、Δ時間内では過去・現在・未来を区別することができず、これらが同時に存在していることになります。
これがミクロ的な視点で捉えた時間の本質です。

時間を実生活で感じるためには「変化」が必要です。

例えば、地球上に「動く」という現象が全くなかった場合、人間は時間を判断することができません。

地球上のすべての物体が変化せず静止している状態では、時間を感じることができないのです。

なぜなら、Δ時間では過去・現在・未来が同時に存在しているからです。

つまり、時間とは「変化があるから感じられるもの」と言えます。

古代東洋人は、天空の星々の動きから時間を体感していました。

天空のある地点にあった星が、次に見上げた時には別の地点に移動している。
ここで、「時間が経過した」という感覚を得たのです。

天体が常に動く(実際には地球が動いている)ことで、「動き」の中に時間を感じることができるのです。



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