【新しい時代の人事について考える読書会#11】開催レポート
Read For Action・リーディングファシリテーターの野口ゆうこです。
2024年11月4日にオンライン開催した読書会のレポートです。
今回取り上げた本は、「共に働くことの意味を問い直す: 職場の現象学入門」です。
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今回はリピーターさん3名、新規お申し込みの方1名が参加されました。
新しく参加された方は企業の人事担当者の方で、組織のエンゲージメント向上を目指した取り組みをされておられます。
そんな中、Read For Action読書会のことを知り「これは使えるんではないか」と、私たちの読書会に参加され、ファシリテーター認定講座も受講されたとのこと。
また、キャリアコンサルタント資格もお持ちで共通点がいっぱいありました。
今回は皆さんが立てられた問いに
・「場」とはどういう意義があるのか
・職場の見え方がどう変わるのか
・「共に働く」を学術的にどう説明するのか
・従来取り組んでいる「心理的安全性」に何を加えていけばいいのか
といった感じで、人と人との繋がり、コミュニケーションに関することが多くあがりました。
そして「現象学」。
私が印象的であったのは「共感」は人と人とが向き合い対話する「前」から始まっているということ。
また人にはこれまで積み重ねてきた経験があって、そこから自分が人とやり取りする際に見通しをたてている。
フッサールが述べている「過去把持-原印象-未来予持」を皆さんがそれぞれの自分の言葉で語り合っている様がすごい場だなーって感じました。
★読書会の感想★
・読んでいないのに、皆さんの発表とディスカッンションを通じて、読んだ気になってしまった。ちゃんと読みます。
・読書会の開催と運営、ありがとうございました。参加されている皆さんもとてもハイレベルな読書家でとても勉強になりました。
・とても楽しかったです。
★ファシリテーターへの感想★
・自然なファシリテート。しっかり本を読んでらっしゃるのがよくわかりました。
・本日はありがとうございました。柔らかい話し方で全体をファシリテートしていただき、初めての参加でしたがとても安心して過ごすことができました。また参加させてください!
・いつもながら一言コメントの返しが的確でした。素晴らしかったです。
次回は2025年3月に開催予定です。よろしくお願いします。