【私の音語り】The Beatlesの次にきたもの
John Lennonの事件から1年くらいはほとんどThe Beatlesばかり聴いていた私です。が、高校生になって入った部活で、洋楽好きとインディーズ好きとアングラ好きな濃い同級生に囲まれていたおかげでいろいろな音楽を聴くようになりました。
当時、我が家にはミニコンポがなくて、レコードの音源は昭和40年代に購入した畳一畳分を陣取るステレオプレイヤーの前にラジカセを置いて、ほぼエアチェック状態でカセットテープに録音し、ウォークマンで音楽聴いていました。
なので、友達がレコード買ったらカセットテープを渡してダビングしてもらったり、貸しレコードで友達がレコード借りてきたら便乗してダビングしてもらってました。
しかし、それが続くのも心苦しいので、自分が好きなアルバムは自分で買おう!と思いました。そんで買うんなら友達も好きなのにしようと思いました。
その流れで購入した最初のレコードがAisaの『詠時感~時へのロマン』でした。
当時、プログレッシブロックの大御所アーティストが集まって、メジャー志向の音楽を発表したというので、めっちゃプロモーションしてました。
そして「70年代のあの音楽がおわったんやな〜〜」という気持ちもしていました。
70年代の区切りって、John LennonとJohn Bonhamがいなくなってしまった、というのがあるよなーと思う私。
でも、何度聴いても飽きないアルバムで今でもちょいちょい引っ張り出して聴いてます。
そして、当時の同人誌でAisaのライブレポートを取り上げていて、Geoff Downesのことを「ラジオ商のおっさん」と紹介してたのが思い出されます(笑)
な訳で、このアルバムといえば「Heat Of The Moment」ですよね~~。シンセサイザーに時代を感じるPVです。