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ジョーカー: 奴らを笑え。奴らの笑いには乗るな。 | 俗なサピエンスの生態観察日記 #65


笑いとは、適切な場面で笑い、不適切な場面で笑わない──そこで笑ってしまうと厳しい空気に懲罰される──ことによって、ホモサピエンスという動物に"社会性"を仕込むために進化した装置だ。しかし映画『ジョーカー』の主人公アーサーのように、なんらかの障害によって笑いに適応できない「空気の読めない」人もいて、そういう人たちは大抵、社会からの疎外感に苦しんでいる。

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