金沢用水歩き20(小橋用水編)
こんにちは。「用水の街 金沢」です。金沢市には約50本の用水が流れていて、様々な風景を構成しています。その素晴らしい用水の魅力を調査すべく用水沿いを全て歩き、制覇しようと思いました。その記録をnoteで発信して、皆さんが金沢市の用水沿いを一人でも歩きたくなったら嬉しいです。
今回は小橋用水です!
始まりは浅野川から取水して始まります。実は小橋用水の近くに中島用水の取水口もあるんです!
そして、用水の終点も近いので行きは小橋用水。帰りは中島用水なんてこともできるんです! ただ、距離が長いのでマラソンコースですね。
そして、しばらくは暗渠に。
もうどこに用水が流れているか皆さんならお分かりですよね? 暗渠の見分け方は金沢用水歩き④へ!
この暗渠の区間、実は道幅より用水の幅の方が大きいので、開渠になった場合、道は小道になり、狭いかも知れませんが、住宅街と大きな用水の風景が見られる区間になるのです。現在は暗渠ですが、昔を辿れば、開渠の時期もあるはずで、大きな用水が住宅街を走り抜け、生活と共にあった風景があり、もしかしたら道が狭く、不便だったかも知れない。でも、その風景を当たり前と受け止めてみたら案外、新しい工夫が生まれるものだと思う。例えば、「用水は街に流れる水」と捉えるのではなく、私の家の一部であり、「家の前に流れる生活空間」と捉えてみると夏は冷たい用水の水で足を冷やしたりできるかも知れない。
ただ、周辺の人の反感をくらいそうですね。
実はこの小橋用水。ものすごく曲がり角が多く、クランク用水となっています。
そして、神社へ。
そして、クランク!!
そして、使われていない水車があったかと思えば、
実は水車で水を汲み上げ、親水公園と使っていた後がありました。現在は使われておらず、草木が生い茂っていて残念でした。
このように使われなくなった親水公園を復活させるのもNPO活動の一環かもしれない。はたまた、ただ復活させてもまた何年後かにこの風景に戻っているかもしれない。なら、水路を変えて見たら良いのか?もしかしたら、掃除するだけでも良いのか?水路ではなく、逆に公園内の機能を変えてみたら良いのか?
何かをしたらその場所は必ず変わる訳だが、良い行いとして行ったことも見方を変えたら悪い行いに見えるかもしれない。 風景とはそういうものではないか。と最近思うことがありました。
そもそも何もしないのが正解かもしれない・・・。
さらに少し歩くと小橋用水は駅舎の中に入って行きます。
ちゃんと駅舎の中でも開渠になっている場所がありました。残念ながら、駅舎の中は入ることは出来ませんでしたが。。。
そして、歩道橋を降りて、
つっかえ棒が並ぶ風景を横目に歩いていると
ベビスターラーメンのような階段を見つけました!
のどかな風景の中に一つの小さな橋を見つけたのですが、私の目にはフランスにあるポン・デュ・ガールのように見えました!
見えませんかね・・。
そして、またまたクランク!!
この小橋用水は多くのクランクを見てきましたが、なぜ、斜めに用水を走らせずにクランクさせたのでしょうか? これは先に用水以外の土地に何が建つか決まっていて、後から小橋用水を作ったからでしょうか?
そして、他の用水?川に合流して今回の用水歩きは終わりました~~~。
ここまで読んで頂きありがとうございました。他の用水についてもこれから発信していくのでこれからもよろしくお願いします。
あなたも推し用水、探して見ませんか?