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金沢用水歩き⑥(寺津用水編)

こんにちは。「用水の街 金沢」です。金沢市には約50本の用水が流れていて、様々な風景を構成しています。その素晴らしい用水の魅力を調査すべく用水沿いを全て歩いて制覇しようと思いました。その記録をnoteで発信して、皆さんが金沢市の用水沿いを一人でも歩きたくなったら嬉しいです。

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今回は壮大なスケール! 上寺津ダムから始まります。とんでもなく山の中にありますが、とんでもなく絶景なので行く価値はあると思います。ダムが分岐して用水や河になり、山を下り、街中に抜けて行くのを想像すると長い間、「水」も旅しているんだなーと感心しました。

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上寺津ダムから少し行くとのどかな風景が広がる寺津町に着きました。

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寺津町で出会った小坂さんから特別に暗渠になっている寺津用水のフタをとって中を見せてもらいました。水量が多く、流れも速かったです。

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さらに帰り際に「家に用水の本あるよ」ということで「金沢用水散歩 著:笹倉信行 出版社:十月社」の本をお貸し頂きました。小坂さんありがとうございます。

この本に寺津用水は 「金沢市内の水道の水源 辰巳用水以上に長いトンネルを持ち、金沢で初めての発電所を作ることとなった用水であり、実業家 森下八左衞門によって始められた電力事業は寺津用水を利用した辰巳発電所の 完成によって初めて可能となった 当時は金沢市内で 2000 軒の電灯を灯した」との記されています。

用水の発電で市内2000軒を灯すほどの電力を発電していたのは驚きですね。

将来的に用水一本あたり2000軒×50本の用水=100000軒を灯す全国で類を見ない水力発電のエコな街になると面白いですね。

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寺津町を抜け、少し行くとこれまた壮大なスケールな辰巳ダムがあります。

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辰巳ダムのすぐ脇に辰巳用水の取水口を見つけました!ここから山の中を通って街中まで流れるのだろうか・・・。

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もう少し街に近づくと暗渠の寺津用水に辿り着きました。この地点での寺津用水は暗渠の遊歩道になっているわけでもなく、たたただ街の裏側にひっそりと流れる暗渠の道となっていました。

この風景を見て、もしかしたら自分達の活動で金沢の用水のより良い未来を願うなら今、焦点の当たっている用水だけではなく、このような「街の裏側」に位置してしまうような場所をどう焦点を当てれるかが問題になってくるんだろうなと思いました。

水道橋

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もう少し歩くと水道橋がありました。用水が道の上に流れてていて、道が用水の下に流れているのは何だか不思議ですよね。

この風景を見て勝手な妄想ですが、街のビル街などにも何個かのビルを跨いで水道橋が流れていたら、立体的な用水が流れる面白い街になりそうだなと笑

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水道橋を越えるときれいに整備された遊歩道がありました。水も大変透き通っており、日頃の疲れが一気に吹っ飛ぶような気持ちよさでした。

ここまで読んで頂きありがとうございました。他の用水についてもこれから発信していくのでこれからもよろしくお願いします。

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