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HSPのはみ出した思考
3ヶ月ほど前、「コロナ感染についてどこまで考えるか」を書いた。
先日、“帰省した際に父親にコロナを移してしまった”というツイートを見た友人が「あれを見て、こういうことがあるんだなと思ったから私も気をつけなきゃ」と言った。
いやいや。
そんなことは簡単に想像できることじゃない?
想像しておかなきゃいけないことじゃない?
そう思ったのだけど、友達が言うには「人は、恐怖や不安に対してそこまで深く考えられない」。
どういうことだ?
それは
・想像する努力を放棄しているのか
・脳など機能的な限界があり考えられないのか
・攻める/守るという“本来の人の役割”で分かれているのか
うーん。
これはプロに聞かねば分からないかも...と悶々としていた。
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昨年出版された、時田ひさ子さん(HSS型HSP専門心理カウンセラー)の「その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません」。←Amazonに飛べます
一行ごと共感し、気持ちがいっぱいになってしまうのでなかなか読み進めることができない代物なのだが、その序盤にこの答えがあった。
‘’HSPと非HSPは感じる幅が違うらしい‘’
HSPは“善/悪”両方とも、非HSPより感じる(考える)幅が広い。はみ出している。
非HSPにとってそのはみ出した部分は“未知”であるため、想像することができないそうだ。
なるほど。
非HSPは悪気も何もなく、理解できないということか。
なんかもうそれで諦めがついたというか、諦めるしかないというか。家族に対しても「なんで考えないのか」「なんで想像しないのか」が不思議でイライラしてしまうのだけど、私がはみ出していると捉えればこの気持ちに折り合いがつけられる。
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HSP専門のカウンセリングやセミナーをいくつか受けたことがあるのだけど、初めて行ったセミナーの冒頭、先生が「この壁を見てください」と言った。
壁?
何か変わった壁なの?
素材?色?
穴でも開いてるのかな?
これ、感想聞かれたりするのかな?
なんて答えるのが正解なんだろ??
と、ほんの数秒で色んなことを考え、まじまじと見てしまった。
「何か考えましたか?何だろうと目をこらして見ましたか?これ、非HSPさんだと、ただ見てるだけなんですよ」と先生。
思わず「え?!」と声を上げてしまった私。
先生に笑われてしまった(笑)。
いやはや。
80%の人はこんなに考えないらしい。びっくり。
そりゃ疲労度が違うよな。
取り越し苦労すぎるHSP!
でも、「考えない」ってどういうことなんだろ?
非HSPはボーっとする時、頭の中に自分の声が巡ってないのかな。
こうやって私も非HSPを理解できないのだから、お互い様ってことだな。