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Never ending storyのカードが気になる方へ

7月ももう終わり。今年はちょっと信じられないくらいの速さに感じられて、2020年の12月31日にもきっと同じことを感じるのだと確信しています。

「7月の手帳に書いて欲しい3つのキーワード」、8月もやります。7月にこの記事を読まれた方は、もう少しお待ちくださいね。現在準備中です。

で、8月を迎えるその前に。7月の射手座さんのキーワードにあらわれたり、他のリーディングでもでてきたNever ending story(終わらない物語)のカードが気になって1通のお手紙を書くことにしました。「何度かこのカードを見る」とフィードバックをくださった方もいらっしゃいましたね。どんな1ヶ月をすごされたのでしょうか。何かカードを見たことで前進したことはありますか?

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ちなみにThe が頭につくと「The never ending story」になると、私の大好きなミヒャエル・エンデさんの本のタイトルの1つになります。そうすると言葉の意味合いが、ファンタジーやアドベンチャー(冒険)の要素がふえて、また違ったイメージになるのですが、さてさて。カードの絵柄はちょっと違う空気を纏っています。

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上の写真は2017年に住んでいたドイツ。日本に帰る前にミュンヘンにあるエンデさんのお墓を訪れた時のもの。"momo"にでてくるカシオペイア。背中には「オソレルナ」の文字。下はdocumentaという世界で一番尖っているともいわれているアートの展覧会で見つけたエンデさんの"momo"。世界中の発禁本に指定された本の中に一緒にありました。第二次世界大戦の香りがたちあがります。隣にはアンネフランクの本があります。(写真は、自費出版した著書「涙とドイツ」より)

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懐かしいな。カッセル大学のランドスケープアーキテクチャーという学科の助教授さんにお世話になって、シュタイナー学校に1日子供たちと一緒にお勉強したり、授業風景を眺めていました。世の中にはいろんな教育の形があるんだなぁって。授業が始まる前にロウソクに火を灯したり。スピリチュアルな要素がさすがシュタイナーさん、強かった。何より子供達がかわゆい♡

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2020年は、思い出の写真に指をくわえるばかりになってしまいますね。笑

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さて、では本題に。もう一度カードをのぞいてみましょう。

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ここからは、このカードが気になるあなたへむけてです。

砂時計の上に座っている妖精さんが、ブルーの洋服と一緒に苦しそうです。Never ending storyは直訳すると「終わらない物語」になりますが、ニュアンスを変えると「一生終わらない!」こんな風にも使えます。そしてこんな言葉も妖精さんの頭の中にありそうです。砂時計にはハートが見えますよね。ハリが「Yes」と「No」の間。英語で「Yes and no」と答える時、実に歯切れが悪い答え方で、そのまま「はい。とも、いいえ。」とも答えられない時にこの言葉を使います。

このカードを見る人・気になる人は、いつもお伝えするように色々な状況に置かれていると思います。直接的に「恋愛」でパートナーのことをイメージして「倦怠期」や「続く争い」などネガティブなものが頭に浮かぶ人もいるでしょう。両親や子供との「不協和音」もそうですね。でも「Love」がもつエネルギーは決して恋愛や近しい人との関係にだけ存在するものではありません。「Love」は私たち1人1人が生きるエネルギーの大切な源の1つなのですが、あなたの今のエネルギーの源は何でしょうか?

写真の絵柄のように「うんざり」した気持ちや「閉塞感」が感じられる時。もしくは、それがエネルギーの源になっている時、往々に疲れている時、絵のように力は出ません。頭の中は何かを責める言葉でいっぱい。後悔もいっぱいです。自分に対する自信も当然生まれません。やるべきことも手につかず後回し。気持ちは重くて、一生同じことが続くのではないかという不安さえ生まれます。『だって何度も何度も今まで同じことが繰り返されて、その度に私は嫌な気持ちになるだけで、ちっともよくなることがなかったんだもん!』そんなあきらめにも似た言葉が心の隅にある人もいるかもしれませんね。そんな時は同時にあなたの中にいるインナーチャイルドが大きな悲鳴をあげているかもしれません。駄々をこねている口調は今のあなたの年齢に相応しいものでしょうか? 心をとめてちゃんと癒してあげていますか?

このカードが目の前に現れた時、私は『終わらせることがあるのだな』と感じます。同時に『ようやく終わりがくるのだな』とも思うのです。でないと、きっとこのカードはあなた目の前に現れてはこないでしょう。

それなりに生きてきて、いろんな人と関わって、眺めたり、お話をしたり、またアドバイスができる年齢になって思うのですが、人が成長をするのに年齢は関係がないということです。それで2020年のコロナの渦中で、ほとんど家から出ることもなくなって、それで思うことは、単調な毎日になったからこそ、自分を変えてゆくのが楽しいということです。

1+1=2というような、とても簡単な算数みたいに、随分簡単に予測できる毎日を過ごすと、とても簡単に飽きてしまいます。それは随分もったいないと思うのです。

今の時期に、今まで向き合えなかったちょっと難し目の課題を含めて問題を解いてみるのは、とても良い機会だなぁって、そんな風に今の状況をとらえてみることは難しいでしょうか?

また「何で私だけ?」という言葉が出てきたら、それはサインです。世界を捉える視点を広げてみると、色々な光がこの世界に溢れていると、きっと気づくはずです。

そんな時は「恐れや怖さ」も出てくるかと思うのですが、前に進むために、あなたが乗り越えなければいけないことは、相手を疑うことでも、自分を疑うことでもなくて、まずは自分を信じることです。そして今の自分に何ができるか?ということと、何が必要なのかを見つけること。2017年にエンデさんのお墓にいるカシオペイアの頭をナデナデした時は『どうしてオソレルナのこの言葉を選んだのだろう?』って疑問に思いながらナデナデ。でもようやく答えの1つがわかった気がします。みんなおんなじことを繰り返してるんだなぁって、進めない時が誰にもあるんだよなって。そんな時、応援している人がココにいるよって、エンデさんは伝えたくてこの言葉を選んだんじゃないかなぁ?なんて思うのです。エンデさんどうでしょう? ぜひ生きていらっしゃったらお伺いしたかったのですが、生きている時には『この人は死んだら自分のお墓にカシオペイアの銅像と背中にオソレルナの文字があるんだろうな』って予測がつくわけないので、うーむ。

このカードを選ばれた人の人生が、このカードを選んだことで好転していることを願うばかりです。どうぞ意味のある7月を終えて素敵な8月がやってきてくれますように。

願いをこめて

妖精と月のこども
あきこ

30th July 2020

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