【Edge Rank 1119】ほぼ日手帳を使い始めて起きた2つの幸せ【ゆうせい】
約10年ぶりに「ほぼ日手帳」を使い始めた。2024年の4月はじまりのリフィルを2015年に発売された「MOTHER2」のカバーに入れて使っている。いつかまた使う日が来るだろうと、カバーだけは大事に取っておいたのだ。ちなみにカバーのカバーも買っていたので、とてもいい状態のまま。ペンホルダーのところだけはむき出しなのでちょっと汚れているけど、それ以外はめちゃくちゃキレイなのだ。
残念ながらカバーに付属していたペンの方は紛失したので、ペンは新調した。妻と一緒に近くのショッピングモールへ行き、フロアの奥の方にある文房具コーナーで3色ボールペンを吟味。
僕の希望は以下の5つ。
黒、青、赤の3色
交換用のペン軸が売られていること
シャープペンシルは不要
軸はなるべく細め(ケースのホルダーに入れやすいよう)
持ち手にゴムのついていないもの
特に最後の「持ち手にゴムのついていないもの」が重要。持ちやすいようにゴムとかシリコンが着けられているペンが大半だけど、僕はこれが好きではない。柔らかくて滑りにくい仕様なのは結構なのだけど、このゴムのところが加水分解でヌルヌルになる(可能性を含めて)のが嫌なのだ。
すると妻がすんなりと見つけてくれた。サクラクレパスから販売されている、「ボールサインiD 3C」だ。
すべての条件をしっかりと満たし、それでいてシンプルな見た目で大満足。正直ここまで希望通りのペンが見つかるとは思っていなかったのでびっくりした。妻はちょっと得意気な顔をしていた。いいでしょう。大いにしていいでしょう。だって希望通りのペンだから。
希望通りの理想のペンを手に入れた僕は、さっそく4月1日から日記のような、メモのようなものを毎日書いている。まだたった1週間しか経っていないけど、頭の中のぐちゃぐちゃや、モヤッとしたものを書くと忘れられるし、あとから読み返したら笑えたり気づきがあったりするからやめられない。
スマホやMacを使ってメモを取ることは多いけど、手帳の見やすさと振り返りやすさはずば抜けている。辞書で単語を調べたら同じページの単語が目に入っていろいろ覚えられるお得なアレと似ているかもしれない。
あと、松浦弥太郎さんが著書「エッセイストのように生きる」の中で、その日にあった良かったことや嬉しかったことを3つ書くとよく眠れると書いていた。
真似をして書いてみると、眠れる以前にめちゃくちゃ気分が良くなった。ただなんとなく過ごした一日だと思っていても、ちゃんと思い返すと小さなことでも幸せは確実にあることがわかるので楽しい。
ローソンで買ったオレンジジュースが美味かった。頑張って思い出さないと抜け落ちて消えてしまいそうな小さなこと。手帳に書いた瞬間からオレンジジュースの味を思い出し、また買いたくなった。
ほぼ日手帳を使い始めただけで、理想のペンと毎日の幸せが見つかった。今日も寝る前に手帳を開く。
カレンダーの曜日ルール
ほぼ日手帳の話の続き。僕が買ったほぼ日手帳は4月はじまりであり、月曜はじまりのリフィル。
実は、日曜はじまりのリフィルがほしかった。でもLOFTには月曜はじまりのものしか売っていなかった。店舗で買うのは諦めて、ほぼ日のネットショップで買おうか数分迷って、一度棚に戻した。
それから店内をぐるぐるして、ウタマロ石鹸がそろそろなくなりそうだから買っておくか、あとパックスナチュロンのスポンジも、などと意識を外に持っていった。
でもやっぱりほぼ日手帳がほしかった。今日、いま、すぐにほしかった。だから月曜はじまりのリフィルを買った。自分の中の「カレンダーは日曜はじまり」というルールを曲げることにしたのだ。
まずその場でスマホのGoogleカレンダーの設定を変更した。週の初めの設定を日曜から月曜にした。月間カレンダーの見た目が変わった。左端が日曜日から月曜日に変わった。ちょっと違和感があった。でも飲み込んで、ほぼ日手帳をレジに持っていって買った。
帰宅してすぐにMacのGoogleカレンダーの設定も変更した。やっぱりちょっと違和感があった。
それでもいい。さっき書いたみたいに、妻とペンを買いに行くことができたし、毎日の幸せを書くことができるようになったから。
もしも、LOFTで買わずに帰っていたら、この2つを経験できなかったかもしれない。いや、きっとなかった。あとでネットで買おうとして忘れて、思い出したときにはもうほしくなくなっていたかもしれない。いや、そうに違いない。自分の経験上そうなったに決まっている。
そしたらペンを買いに行くイベントが起きないし、当然ながら手帳に書き込むこともなく、毎日の幸せについて考えることもなかっただろう。
ナイス俺。よくぞルールを曲げてくれた。手帳ほしさにカレンダーのこだわりを捨ててくれてありがとう。新しいルールを採用したことで、ちょっと幸せになって、noteに書くネタにもなったよ。
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