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僕の生い立ち

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学歴もない、社会人経験もない。 そんな僕が建築家になったいきさつ。
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魂に従って生きる「Life Activity Fullness」

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賞の受賞、一級建築士の資格取得、そしてミニマリスト建築家になる

「JCD賞 金賞」を受賞 建築家としてはなかなか食べていけなかった僕だが、それでも徐々にお仕事をいただくようになっていた。 1軒目は前述したとおりの設計の反動もあり、安全圏の中で、やや消極的なデザインになったこともある。しかし、その後に挑戦と安全のいいバランスを見つけられた気がしている。 そんな経過を経て、2012年にインテリアデザイナーと共同設計した「colissimo」が、日本のインテリアデザイン業界で最も権威ある「JCD賞 金賞」を受賞した。 僕が好きなスティー

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建築家としては食べていけなかったけれど、貴重な学びや仲間を得た時間

「クリエイターズシェアオフィス」を始める 建築家として独立した僕だが、道のりは楽ではなかった。設計事務所だけではまったく食べていけなかったのだ。 そこで僕は、友人たちと一緒に空きオフィスをリノベーションして、クリエイター専門のシェアオフィスをはじめた。クリエイターズシェアオフィス「FACTO(ファクト)」だ。 これはアンディ・ウォーホルの「ファクトリー」から発想を得た。ニューヨークにスタジオを構えたアンディ・ウォーホルは、ジョン・レノンやミック・ジャガーなどのミュージ

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建築事務所での下積み時代、そして海外へ

就職活動をせずに、建築設計事務所に行くことが決まる 専門学校に行って2年が経ち、周りは就職活動を始めていた。僕は2年遅れで学校に入ったのにいい加減な学生で、面接にも行かず進路も決められていなかった。この先が全然見通せていなかったのだ。 「フリーターになって海外に行こう」 そんなことをぼんやり考えていたとき、自分の設計事務所を持っている非常勤講師のA先生に「人が足りないからバイトに来てくれ」と声をかけられた。 僕は優秀な生徒ではなかったが、他の生徒が必死に卒業制作に取

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やりたいことが見つからなかった学生時代

プロローグ 「自分を変えたいと思っているのに変えられない」 「思い描く理想の暮らし方があるけど、現状を変えるのが怖い」 「何をどうしたらいいのかわからない」 自分は何をしたいのかわからず、やり方もわからず、殻に閉じこもったり、時にフラフラしたりするような時間もありました。 忙しすぎる現代社会。ものはあふれ、便利になっているはずなのに、なぜか心はどんどん貧しくなっている気がする。忙しくて、どんよりした顔で通勤電車に揺られる。 自分は本当は何がしたいのか? どんな生き方

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