変形性膝関節症。水がたまり2回ほど抜きましたが、水を抜いても膝上外側の腫れは引きません。水の他にも理由はありますか?


お悩みのご相談ありがとうございます。
こちらのお悩みの回答として
①膝に溜まる水の正体
②膝に水が溜まる理由
③膝の水を抜く方法

をお伝えします。

今膝の腫れている部分を押したときにぷにぷにしていれば、水が溜まっているので間違いないと思います。
ほとんどないですが、カチカチしていれば筋肉の張りによる腫れ感です。

①膝に溜まる水の正体

膝に溜まる水は、炎症によって生まれた水です。
水が溜まって抜けるまでの流れとしては
変形や外傷などで膝関節の中の組織が傷つく
→傷ついた組織に炎症反応が起きる
→膝関節の中が炎症の水で溢れかえる(水が溜まる)
→炎症が収まり次第お皿の上にある部分(膝蓋上嚢)が膝の水を抜いく
という感じです。

炎症が治らない場合は注射で水を抜いても、またすぐに水が溜まってしまいます。(膝に痛みがない状態でも炎症によって水が溜まります)

②膝に水が溜まる理由

変形や外傷などで膝関節内が傷つくと、炎症を起こして水が溜まります。
変形性膝関節症で傷つく組織が、
●半月板(内側の変形の場合は内側半月板)
●関節膜(すり減った軟骨の破片が関節膜を刺激)
のことがほとんどです。

③膝の水を抜く方法

膝の水を抜く一つの方法として、ポンピングをお伝えします。

▼ポンピングのやり方はこちら


膝に水が溜まり続けるのを抑えるには『炎症を終わらせる』必要があります。
炎症を終わらせるには、膝の硬くなっている部分を柔らかくして、正しい膝の動きへと導くことが有用になります。

▼膝の正しい動きの解説


▼膝の痛みのセルフケアはこちら


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