音楽制作『Shadow mate ~小さな竜と適合者~』
株式会社スプリングギルド様のオリジナルプロジェクト・第一弾『Shadow mate ~小さな竜と適合者~』の主題歌・BGMを納品いたしました。
今回はゲーム音楽制作の過程を綴りたいと思います。
ユアミトスにご依頼いただく場合の参考になりますと幸いです。
ユアミトスプロフィール
初回打ち合わせ
オンラインミーティングにて実施することが多いです。
以下の内容などをヒアリングします。
費用感
契約関連
ゲーム世界観
設定資料の共有
楽曲数
楽曲要望(イメージ、尺)
スケジュール
etc
ユアミトス内で情報共有
初回打ち合わせにて、決定した内容を共有します。
ユアミトスには複数のコンポーザーが在籍していますので、各自得意な楽曲を担当します。
今回は以下の割り振りになりました。
主題歌:Vo.Haruna
BGM:Pf.MiKu
戦闘曲:Boss.Masayoshi
ゲーム世界観、設定資料を徹底的に読み込む
デモ制作着手前、徹底的に資料を読み込みます。
主題歌がある場合、ゲーム内で使用する尺はフルコーラスではない場合もありますので、ゲーム尺でどう歌詞を表現するか?なども相談させていただきます。
楽曲イメージのすり合わせ
楽曲の大まかな雰囲気や参考楽曲を幾つかご提示いただき、こちらからも数曲を提示し、イメージのすり合わせをおこないます。
音楽を言葉で表現することはとても難しいので、お互いの認識を合わせる意味でも大切な工程です。
デモ制作
大まかなイメージのすり合わせが完了しましたら、デモ制作をします。
主題歌など、歌がある楽曲はVo.Harunaがピアノ弾き語りでデモ制作することが多いです。こちらのデモは毎回好評でして、クライアント様から「デモのままでも十分リリースできる」と仰っていただけることが多いです。
ピアノ系のBGMなどは、Pf.MiKuが一人でデモ制作をしますが、戦闘曲など、バンドアレンジ映えするものは、プライベートスタジオにて、メンバー同士で「あ〜でもない、こ〜でもない」とディスカッションしながら演奏し、制作しています。
デモのやり取り
一度でOKをいただける場合もあれば、複数回のラリーが発生する場合もあります。
毎回ご担当者さまのイメージに可能な限り近づける努力をしています。
今回も1つの伴奏パターン・コード進行・テンションの入れ方・ボイスリーディング調整など、お互いの理想を突き詰める制作ができたと思います。
オフラインミーティング
ご厚意で会社に訪問させていただき、オフラインミーティングを実施しました。
対面にて温度感を含めて会話できる機会がありますと、テキストコミュニケーションからでは得られない情報をインプットできますし、それを楽曲にも反映することができます。
とても有意義な時間になりました。
お忙しい中、ご対応いただきありがとうございました。
本制作開始
デモのやり取りでイメージ方向性のすり合わせができましたら、本制作を開始します。
プライベートスタジオにて、バンドアレンジを詰めたら、各々のDAW上でさらに細かくアレンジを詰めていきます。
細かなアレンジ調整はWeb上のやり取りで日々進めます。
オーケストラ系のアレンジは、音大出身のVn.BottiとPf.MiKuが連携し、構築していきます。
レコーディング
ユアミトスは生演奏を強みとした楽団です。
打ち込みも使用しますが、楽曲の主となる部分は生演奏が基本です。
今回も主題歌・BGMともに、生演奏を基本としています。
ドラムRECはプライベートスタジオで実施します。
ベース・ギターRECは宅録し、必要があればリアンプという工程を実施します。
ピアノ演奏も宅録します。
ボーカル・バイオリンRECは、10年ぐらいお世話になっているレコーディングエンジニア・吉田さんのプライベートスタジオにて実施します。
エンジニアとしての腕も一流ですし、こだわりのビンテージ機材を使用いただき、ユアミトスサウンドを高みに導いてくれます。
ご確認
REC後、ミックスをご確認いただき、細かなフィードバック対応を実施します。
今回は「めちゃめちゃ良くできていてスタッフ全員感動してます」というお言葉をいただき、メンバー一同心から嬉しく思います。
素敵なご縁に感謝いたします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
大まかな流れは上記のようになります。
ユアミトスに楽曲制作依頼を検討されているかたのご参考になりますと幸いです。
ご依頼はXのDMからお気軽にご相談ください。