おすすめnote詩「血と飴玉と男と女」
今回はこちらの詩の感想を勝手に書かせて頂きました。ありがとうございます。
おそらくジェンダーに関わる詩なのだと思い読みました。
①比喩と言葉とジェンダー
①比喩と言葉とジェンダー
正直に言いましてそれほど考えてこなかったテーマだったので目から鱗の詩でした。ジェンダー。「社会的・文化的につくられる性別のことを指す」とネットにあります。
読みながら改めて本来の私って「人間」なのだなと思いました。また『「蓋を開けて」と頼まれると人間は男になる』には納得です。あらゆるところに、こういうジェンダーは潜んでます。
ところで、何度も詩を読んだりジェンダーについて調べていると、ジェンダーって何かに似てるなー、と思いました。そう。言葉、あるいは比喩ととても似てるなと思いました。
「チュッパチャプスみたいなことばで顔が溶けると、人間は女になる」ちょっと大袈裟に考えてみます。「チュッパチャプス」が「甘い」ということ。これは過去の経験や情報、そういうところからくる世間一般の共通認識です。絶対にそうではないけど、大半の人がそう言ってるみたいだからそうなのだろう、そんな感じです。そして「チュッパチャプスみたいなことば」の部分で、これが「甘い言葉」であることが推測されます。また「甘い言葉」はおそらく女性に向けられるもの、という、これまた社会的、文化的な知識が働くのではないでしょうか。このように、詩における言葉、比喩もまた社会的な認識によって成立してるのだな、とそんなことを考えながら読ませて頂きました。
でも、そんなことを考えずに「詩」そのものを楽しむこと。そんな考えは「輪ゴムで束ねたっていいじゃないか」そう思いました。
今日のメモ ↓
夢は詩のコンテストを主催することです。サポート頂けましたら運営資金に使用させて頂きます。優勝者の詩は例えば新聞広告の全面で発表する、などを夢見てます。ですが当面はインタビュー時のコーヒー代。謝礼等に使用させて頂きます。