クロスホテル京都【京都の新しいホテル】
【京都の新しいホテル】の3番目は クロスホテル京都 です。河原町三条にあるこのホテルは2018年9月に開業し、もう少しで5年になります。私が利用したのは昨年2022年7月と9月でした。その時のデータを基に紹介し、ウェブサイトと当時の記憶を比較して変更点を加えました。
最寄り駅は地下鉄東西線 京都市役所前駅と京阪本線 三条駅で、どちらからも徒歩4分程度ということです。写真は三条駅から鴨川、高瀬川を渡ってきたときのホテルの様子です。写真右側の道路の突き当りが河原町通り。そこから伸びるこの道路は龍馬通りです。
エントランスは龍馬通り側の真ん中あたりにあります。
この赤いモニュメントが目印になります。見る方向によって3つの円になったり、ハート型になったりする不思議な形です。
左側がエントランスで、すぐチェックインカウンターがあります。通常の宿泊プランだとチェックイン時刻が15時、チェックアウト時刻が11時です。
カウンターの前をさらに進むとロビーがあり、いろいろな形のチェアが用意されていました。ここで外を眺めながら休憩する人が多いようです。
ロビーの一角にコーヒーマシンがありました。宿泊者は自由に利用できます。私が宿泊した時期は、部屋で飲むようにとの注意書きがありました。
部屋に向かうためのエレベーターホールはこのマシンの右側、チェックインカウンターの裏にあります。
デラックスコーナーツイン
広さ42㎡のデラックスコーナーツイン。この部屋は鴨川方向と龍馬通りのコーナーでした。シングルベッドが2つ。テーブル1つにチェアが3つ、チェアの1つは足を延ばせます。ダイソンの加湿器とハーマンカードン(harman/kardon)のワイヤレススピーカーが照明の近くに置かれていました。
ワイヤレススピーカーは透明な筒状です。音のでる穴が上部にあり、水をいれないようにという注意書きがありました。さらにスピーカーの紙の説明書が上部の穴を覆うように置かれています。透明な形状で加湿器に間違われることが多いのかもしれません。くれぐれも注意しましょう。スピーカーは Bluetooth で自分のスマホと接続できます。
洗面台は2つあります。ハンドタオルがかけられており、そのほかにバスタオルとフェイスタオルが用意されてました。
バスルームはトイレとは別になっている、洗い場のあるタイプでした。最近はお湯の配管にプラスチックのカバーを付けないようです。デザイン性のためか、掃除しやすさのためかはわかりませんが、蛇口からお湯を出し続けていると壁から出ている温水側の配管が熱くなります。水量や水温を調節するレバーを操作する際に触らないように注意してください。
朝食は1階のレストランで…
朝食会場は1階の河原町通り側にある KIHARA Brasserie になります。入るとポスターや写真、地図などが壁一面に飾られており、雰囲気はレストランというよりポップな美術品を扱うアートギャラリーのようでした。
早い時間にレストランに入ったためか、まだお客さんが少なく、どの席を選んでもかまわないということでしたので、一番奥まで行ってみました。この時はスタインリッヒのアップライトピアノが置かれていました。使い込まれたピアノが肖像画のようなポスター作品と同じ空間にあって、夜にはこのピアノをメインにジャズ演奏でも始まりそうな飾り立てです(宿泊した日はディナーをやっていなかったので実際どうかはわかりませんでしたが…)。
ピアノの上にあるビデオプロジェクターでは鴨川の風景が映し出され、ここが京都のホテルであることを主張していました。
(ウェブサイトからは現在もアップライトピアノやプロジェクターがまだあるかの確認は取れませんでした)。
私が利用した昨年2022年7月当時からの大きな変更点は、ビュッフェが復活していたことです。
ですが、ここでは当時の食事を紹介します。5種類のプレートから選び、オプションとして選んだトッピングを盛り付けて持ってきてもらいます。コーヒーなどのドリンクだけセルフサービスという形でした。
プレートは標準的なトーストやサラダプレート、和食などがあり、私は「バナナとゴルゴンゾーラのシナモントースト」を頼みました。感染症対策でビュッフェの提供ができないため、追加で別のプレートやトッピングを頼んでもよいとスタッフの人から説明がありましたが、これくらいにしておきました。
私はこの時のプレートで食事を持ってきてもらえるスタイルがよかったのですが、宿泊客が増えてくると、レストランのスタッフさんたちが大変なのかもしれません。
レストランは宿泊客以外も利用できます。レストランの営業時間帯は通常、朝食から夕方まで。この頃は土曜日だけ夕食が提供され、たしか午後7時か8時ぐらいまでの営業に制限されていたと思います。場所が良いのに夕食が週に1日だけとはもったいない…、というのが当時の私の感想でした。
現在のウェブサイトをみると、夕食を土曜日だけでなく金曜日も提供し、二日間はディナー&バーという形で深夜近くまで営業しているということでした。
アクセス
地下鉄の京都市役所前駅から河原町通りを四条河原町方向(南方向)に向かうと三条通りとの交差点の先で写真にあるようなクロスホテル京都のプレートがあります。比較的わかりやすいと思います。
同じ地下鉄で一つ先の三条京阪駅は京阪の三条駅と地下通路でつながっており、エスカレーターがある鴨川沿いの出口を利用できます。三条大橋を渡ってすぐ左側に曲がり中華料理の珉珉で右に曲がるとその先、高瀬川を渡ったところがホテルになります。このルートは信号を通らないので少し早く到着できるかもしれません。
ホテル周辺のお店
クロスホテル京都は繁華街のなかにあるホテルですので、拠点として利用するのが便利だと思います。先斗町や木屋町通りはホテルの近くまで続いてますし、河原町通りの向かい側にも寺町通や新京極があり、それらの通りと河原町通りを結ぶ三条名店街のアーケードにも多くのお店があります。ということで、私が利用した周辺のお店を紹介します。
河原町通りに面しているショッピングビルの BAL が近く、地下にある丸善京都本店によく本を探しに行きました。また、京阪の三条駅に接するようにブックオフ三条店があるので時々利用していました。本を持ち込む利用者層によるためでしょうか、東京のブックオフとは揃えている本が違うように感じて、結構買い込んだこともありました。
スターバックス京都三条大橋店
三条大橋の西詰に、鴨川に面してスターバックスがありました。このあたりを移動する途中で立ち寄るのが、実は楽しみでした。
珉珉三条店
アクセスのところでも紹介した中華料理の珉珉です。ホテルに近いこともあって、夕食の時間が遅くなった時などに重宝しました。お店の前の川岸から三条大橋とその下を流れる鴨川の流れを眺めることができるのもポイントの一つです。
名代とんかつ かつくら 三条本店
三条通りは河原町通りとの交差点の先(西側)が三条名店街のアーケードになります。リプトンのお店の横に「かつくら」の看板とメニューが置かれていました。
ここは関西を中心に展開している 名代とんかつ かつくら の三条本店でした。入り口が狭く、看板が無いと通り過ぎてしまいそうです。アーケードを歩いている人が多いと看板にも気がつかないかもしれません。
かつくらは京都駅にも大阪・伊丹空港にもあるので、わざわざここで入らなくてもという声が聞こえてきそうですが、せっかくお店の前まで来たのですから入ってみました。
細い通路を歩いていくと…
その先にお店の玄関がありました。
お店の人に三条本店と他の数店舗でしか扱っていないと教えてもらった 金華豚ロースかつ の定食をいただきました(本店に来てよかった)。お店の人はゴマを擦った器にソースを入れ、それをかつに付ける食べ方を勧めていました。それもよかったのですが、塩だけで食べても、ソースだけで食べてもおいしい一品でした。
夕食の早い時間にお店へ入りました。私の後から、いかにも常連風の家族連れが何組も入ってきました。その人たちは事前に予約していたようです。地元の人たちもよく利用するお店なのかもしれません。
※クロスホテル京都には昨年2022年7月と9月に宿泊しました。
本文でも紹介しましたようにホテルの公式ウェブサイトから朝食が当時と変わっていることがわかりました。ウェブサイトだけでは追いきれない変更点があるかもしれません。ご容赦ください。
(2023年4月26日)
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