PT柔整なら知るべき腰痛の原因を4つに分ける考え方2.筋・筋膜性編
前回のpart1では椎間関節性の腰痛についての解説をさせていただきました。
今回のpart2では、、、
筋・筋膜性の腰痛について解説していきます。
この記事を読むとこのような知識が手に入ります!
それでは、始めていきましょう!
腰部の筋・筋膜といえば、
『多裂筋』『最長筋』『腸肋筋』『胸腰筋膜』
に分けられ、これらの筋肉・筋膜が腰痛を発する原因の1つとなります。
『どこが痛むか?』①多裂筋
多裂筋は腰部のインナーマッスルです。
腰椎の生理的前弯を支えていて、多裂筋の活動があってこそ腰椎は綺麗な前弯を維持する事が出来るのです!
しかし、多裂筋の活動性が低下すると、
腰椎の生理的前弯を維持する事が出来ず、腰椎は後弯し、多裂筋には伸ばされるストレスがかかります。
さらに多裂筋は胸腰筋膜に取り囲まれているので、腰椎の後弯位が続くことにより筋内圧を高め腰痛を生じることもあります。
②最長筋・腸肋筋
最長筋・腸肋筋は多裂筋よりも表層にあり、反ったり捻ったりする運動をする際に活躍する筋肉たちです。
先程の多裂筋は腰椎の前弯を維持するための筋肉でしたが、最長筋と腸肋筋は姿勢を維持する(前に倒れる力)筋肉なので、
前屈をしたり、座り続けて悪い姿勢をとっていると最長筋や腸肋筋はさらに強い力を要求され、結果的に緊張が高くなり、柔軟性が低下していきます。
この時は伸ばされるストレスがかかり腰痛が生じる事があります。
③胸腰筋膜
胸腰筋膜は浅葉と深葉に分かれます。
胸腰筋膜は、腰部の安定性を高める為にテントを張っている状態です。
テントの端っこを留めている釘の役割をしているのが、広背筋や大臀筋、背筋群たちなのです。
これらが筋力低下を起こしたり、姿勢を崩したりするとテントは倒れ、腰部の安定性が維持できずに腰痛へとつながります。
多裂筋、最長筋・腸肋筋、胸腰筋膜の疼痛誘発テスト
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