2020年7月 さらなる進化を目指しオフィスは「共感性を高める場所」へシフトしていく
こんにちは。人事・総務の中川です。
ユアマイスターでは新型コロナウィルスの感染拡大防止のため現在もリモートワークを原則としていますが、このタイミングでオフィスを増床し移転する、という決断をしました。
元々ユアマイスターでは、ご家庭の事情などで出社が難しい場合などには事前申請でリモートワーク勤務可となっていましたが、リモートワークがベースになりオフィスを縮小する企業もある中で、増床の移転をした理由と目指すオフィスの形について代表の星野へのインタビュー形式でお伝えしたいと思います。
リモートワークで浮かび上がった課題 成長のスピードの鈍化
中川:無事、オフィス移転できましたね。最初に新しいオフィスに入った時の印象はどうでしたか?
星野:とにかく「広い」。広さは駒澤オフィスの3倍になったし、初めて会議室ができた。これはユアマイスターの歴史の中でも革命だね。
中川:今まではパーテーションで区切られたオープンスペースでしたもんね…さて、早速ですが今回の移転の意図と目指しているオフィスの形について伺っていきますね。
コロナ禍でリモートワークがベースの働き方にシフトして4ケ月弱経ちますが、この期間で感じた組織の課題はありますか?
星野:気になるのはメンバーの成長スピードかな。ユアマイスターのメンバーは真面目で熱量が高いから、リモートだからってサボる人はいないし、むしろ通勤時間がなくなってより仕事に打ち込んでくれていると感じている。真摯に仕事に向き合っていれば成長するのは当たり前だけど、以前よりも成長のスピードは遅くなったと感じたね。
中川:原因は何なのでしょうか?
星野:1つ目はリーダー層の育成タイミングと重なったこと。3〜5月半ばまでは僕が営業チームを直接見てたんだけど、6月からはメンバーに任せる様にしたという点。これは(コロナ禍で)働き方をリモートにシフトしていくこととは別に前から考えていたことで、リーダー層の育成のための取り組み。個人の管理能力はそこそこ出来てきていたと思うけど、チーム管理能力の育成はこれからって時にリモートに移行したから、想定の範囲内ではある。
2つ目は、リモート特有の情報・感情共有の難しさ。今まではオフィスでお互いの動きを見ながらフォローし合えていたけれど、リモートだとカバーしにくい部分はどうしても出てきてしまう。余計な心配や手間が増えることによって今までよりも時間がかかってしまうことも出てきた。
中川:リモートワークだから生じたというよりも、「チームビルディングが課題だ」ということがより浮き彫りになった、ということなんですね。
星野:そうだね。この1年で社員が19名から52名(7月時点での入社予定者含む)と急拡大していく中で、リーダー層の育成と成長がまだまだ追いついていないな、というのは感じていた。なので、今年の始めには6月頃からメンバーの中からリーダーを育成していくという話がでていたんだよね。
そのためにまずはチームを分けて、KPIを設定して役割を明確にしてよりコミットしやすい環境にした。これにより、リモートでもスピード感はKeepはされたがgrowthはまだこれから、というところ。
ただ、リモート移行後も育成をストップせずにそのまま進めたのは、メンバーを信じて任せてみようと決めたから。まだまだ発展途中だけれども、リーダー層の成長が今後のユアマイスターの成長を促進させると感じているので、今はみんなの成長に本当に期待しているよ。
35坪から120坪へ 距離を保つためにも必要だった増床
中川:このタイミングで移転に踏み切ったのはどういった意図があったんですか?
星野:リモートを通して、ユアマイスターにとってオフィスは重要だと改めて感じたから。元々、昨年の秋には1年後に50名弱の規模感になることは見えていたから移転を考えていて。いくつかオフィスを見に行ったよね。
中川:3倍くらいの広さにしよう、となって内見しましたね。
星野:ユアマイスターは「チームの一体感」が強みだから、限界までワンフロアでやりたいっていうのがあって。昨年末には新オフィスの契約書にハンコを押した。年が明けて暫くして、コロナ禍でリモートワークに移行したけど、オフィスの重要性は変わらないと感じていたんだよね。以前のように全員が毎日無条件にいる場所ではなく、必要に応じて集まる場所になるにしろメンバーの総数はリモートになってからも増えていたので、相応の広さが必要になる。とすると、やはり今までのオフィスの広さでは足りないので、そのまま移転しよう、と決めた。
リモートワークにより変化するリーダーの役割
中川:リモートワークがメインになることで「チームの一体感」に変化はありましたか?
星野:実は各個人とのコミュニケーションの量は以前より増えた、というより増やした。コロナ禍の状況でリモーワークが長期化することが見えていたから、まずは精神的なフォローも含めて、僕との雑談メインの1on1を週1回のペースで実施。これにより、今までは3ヶ月に1回の振り返り面談のタイミングでしか1on1の時間が取れていなかったメンバーとも週1回のペースでコミュニケーションできるようになった。
ただ、僕個人とのコミュニケーションは増えたものの、チームを横断したコミュニケーションは正直難しいと感じている。
中川:やはり物理的に見えない部分が多くなったからでしょうか?
星野:ユアマイスターは執行力に強みがあるよね。それはキャンプファイヤー型というか、共感性が高いメンバーが多く集まっているからだと考えている。どこかで燃え始めた炎が燃え広がってキャンプファイヤーになっていくイメージ。それがリモートだとどこで着火しているのかの把握が難しかったり、燃焼剤になって炎を大きくするのに物理的に距離という壁があって広がりにくい。だからリーダー層が自チームで着火した火種を拾って他チームと橋渡しをして広げていくことが求められていくんじゃないかな。
オフィスの役割は「共感性を高める」場所へ
中川:これからオフィスの「役割」はどうなるのでしょうか?
星野:(上で述べた様に)キャンプファイヤーの火を燃やすきっかけをつくったり、炎を大きくしていく、そういう「共感性を高める」ための場所にしていきたいね。オフィスの方が効率がいいこと、リモートの方が効率がいいこと、それぞれで場所を選択してSPEED with QUALITYで執行していきたい。
あとは「成長が可視化される」場所かな。広さと場所はわかりやすく会社が成長したとわかるよね。それからメンバーの成長も。そうゆう成長が見える場所にしていこう。
中川:そうですね。これからもたくさんの仲間と出会ってお互いに燃えていける、そんな場所にしていきましょう。
今日も1日頑張るぞ!
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