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【アート】関西で20年ぶり!。巨匠デ・キリコの大回顧展、神戸の美術館で開幕。

関西では20年ぶりとなる展覧会『デ・キリコ展』が、「神戸市立博物館」(神戸市中央区)にて9月14日から開催。20世紀を代表する画家のひとりである彼の70年以上にわたる画業を、約100点の作品を通じて振りかえる。

あなた、あなた。そんなところで、ボートに乗ってはいけませんよ。


イタリア人の両親のもとギリシャで生まれ、ドイツの美術学校で絵画を学び、哲学者ニーチェから多大なる影響を受けたジョルジュ・デ・キリコ(1888〜1978)。彼の代表的な連作のひとつ“イタリア広場”は、フィレンツェの広場を眺めていたときに、不思議な感覚に陥り、脳裏に浮かび上がった構図がきっかけとなったそう。

ゆがんだ遠近法、脈絡のないモチーフ、不思議な配置から生み出される幻想的な作品は、後に「形而上(けいじじょう)絵画」と呼ばれるように。これらの作品が、サルバドール・ダリ、ルネ・マグリットといった名画家たちにも衝撃を与え、シュルレアリスムの始まりともいわれている。

そこから彼はいったん方向転換して、バロック絵画といった古典絵画、特に技法に注目して研究を重ねた時代へと突入。その際に描かれた作品は、ルノワールっぽいタッチや、ドラクロワ、クールベの影響を受けたと考えられる作品も。

期間は9月14日〜12月8日、月曜休館(祝日の場合は開館、翌日休館)。

料金は一般2000円、大学生1000円。

音声ガイドのナビゲーターは俳優ムロツヨシ(レンタル1台650円)。

グッズ売り場では、画家ヒグチユウコの代表的な猫のキャラクター、ギュスターヴくんがデ・キリコの世界に潜りんだようなアートワークを使用した缶バッジ3種(各440円、1人1種類につき2個まで、購入条件は公式サイトで確認を)や、デ・キリコが作品にも描いたイタリア菓子ビスコッティなどのグッズ販売もあり。


ロシア製のゲーム「アトミックハート」の元ネタかな?


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