【作曲家】🎹GSブームが生んだ「三人・邦彦」…パート3『村井邦彦』。
村井 邦彦(むらい くにひこ、1945年〈昭和20年〉3月4日 - )は、日本の作曲家、音楽プロデューサー。アルファレコード(現在のソニー・ミュージックパブリッシング、およびソニー・ミュージックレーベルズ)創立者。
ザ・テンプターズ、ザ・モップス、ザ・タイガース、ピーター、赤い鳥、辺見マリ、トワ・エ・モワ、ヴィッキーらのヒット曲で知られている。
代表曲には「エメラルドの伝説」「夜と朝のあいだに」「廃墟の鳩」「朝まで待てない」「経験」「翼をください」「虹と雪のバラード」などがある。
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暁星小学校、暁星中学校・高等学校を経て、慶應義塾大学法学部政治学科に進学し、在学中は学生ビッグバンドサークル「ライトミュージックソサエティ」に所属した。
大学3年時に、東京都港区赤坂でレコード店「ドレミ商会」を開店。
1966年に大学を卒業し、グループ・サウンズ全盛期の1967年にヴイッキー・レアンドロスへ『待ちくたびれた日曜日』を提供して作曲家とデビュー。
数多くのヒット曲を世の放った。
⇑ 作詞:小園江圭子、作曲:村井邦彦。
⇑ 作詞:なかにし礼 作曲:村井邦彦 編曲:川口真(「ウルトラマンタロウ」「ウルトラマンレオ」の作曲者)。ショーケンは歌詞が照れくさくてイヤだったようだ。
⇑ 「男なのか?女なのか?」とセンセーショナルにデビューした「ピーター」のデビュー曲。なかにし礼の歌詞が「ゴシックホラー」のようである。耽美的な編曲は、馬飼野俊一。
⇑ 阿久悠の「A面デビュー作」として有名すぎるGSの名曲。編曲も村井邦彦が担当なければならなかった。それぐらい急いで作った曲。夕方、プロデューサーが「明日の朝イチまでに仕上げてね」と無茶言われ、怒った阿久悠がつけたタイトルが「朝まで待てない」になったのは有名な逸話。
ちなみにB面の「ブラインドバード」は「めくらの鳥」ということで、放送禁止曲に指定された。
⇑ 辺見エミリのお母さんである辺見マリのスマッシュヒット。奥村チヨとか辺見マリとか、この頃は「お色気歌謡曲」が流行っていた。
作詞:安井かずみ 作曲:村井邦彦 編曲:川口真(「ウルトラマ・・・もういいか)
⇑「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」で劇中に流れたことで一躍有名になった曲。いま思えば、エヴァって、庵野秀明の「オレの大好きなヒット曲集」みたいな映画でしたね。
歌っているのは「赤い鳥」。作詞:山上路夫 作曲・編曲:村井邦彦
⇑ まったく売れなかった、いわゆる「カルトGS」。
歌詞がすごい。神様が人間をつくるまでを、ひたすら大げさに真面目に歌うのである。
実力派のグループではあります。
つい笑ってしまう歌詞は、山上路夫。作曲:村井邦彦。編曲は調べたのですがわからずじまい。すごいオーケストレーションのお金をかけたアレンジなのに・・・あんまり売れなかった。水谷公生が在籍していたバンドとして有名です。
⇑ 作詞を担当した阿久悠が、先の大戦で南の海に散った英霊に手向けた鎮魂歌だそうで、 聴くたび涙が止まりません。
歌っている町田義人さんは、後のソロ歌手になり活躍されます。
作詞:阿久悠 作曲・編曲:村井邦彦。
名曲です。淡路島を思い出します。
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■「アルファレコード」の創設。
「もっと、自由に創作活動がしたい。日本に埋もれている才能を世界にひろめたい」
という考えのもと、村井は、1972年にスタジオA及びアルファ&アソシエイツを設立し、1977年に川添象郎とともに「アルファレコード」を設立した。
自身がプロデューサーとなり、従来ポップス曲を提供する裏方として作家活動を主体としていた荒井由実をシンガーソングライターとしてデビューさせた。
また、ティン・パン・アレーを見い出して、アーティストのレコーディングの際にスタジオミュージシャンとして起用した。
1970年代末から1980年代前半にかけて、イエロー・マジック・オーケストラのアルバムを発売した。
事業の海外進出を期に、1992年に活動の拠点をアメリカに移した。
◉以下、アルファレコードで、村井邦彦が「企画」「プロデュース」した作品をご紹介します。
■荒井由実「ルージュの伝言」
⇑ 演奏は「ティン・パン・アレイ」。間奏のコーラスに、山下達郎と細野晴臣の声が聞こえます。
■荒井由実「やさしさに包まれたなら」
⇑ CMソングとして使われてませんでしたかねえ?
■イエロー・マジック・オーケストラ「Absolute Ego Dance」
⇑ 作曲は、細野晴臣さんかな?
■サーカス「Mr.サマータイム」
⇑ 大ヒットしましたねえ。
■サンディー「Love Sick」
⇑ YMOファミリーのひとり「サンディー」の隠れた名曲。Producer - Haruomi Hosono 細野晴臣(YMO)。カッコいいテクノロック。
■戸川純「遅咲きガール」
⇑ アルファレコードのなか、「YEN」レーベルから発売。このあと、戸川純用のレーベルとして「HYS」レーベルがつくられる。
■シーナ&ロケッツ「ユーメイドリーム」
⇑ ひとこと、名曲。
◉こうやってみると、高校時代、大学時代に、アルファ・レコードにお世話になったんだなぁ、とつくづく感慨にふける次第です。
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村井邦彦さんには、これからも長生きしてご活躍していただきたいです。
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