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【ちょっとピンぼけ】📷️戦後80年、いまあらためてキャパ作品を見直す。《ロバート・キャパ:戦争》。東京都写真美術館にて3月15日(土)~開催。

20世紀が生んだ偉大な写真家のひとり、ロバート・キャパ。「カメラの詩人」と言われ、またすぐれた「時代の証言者」でもある。

その写真の背景には苦闘するヒューマニストの眼が注がれている。戦争の苦しみをとらえるとき、そこにキャパの人間としてのやさしさ、ユーモアがある。

キャパは人間を取り巻く状況を少しでもよいものにしようという強い信念と情熱をもって状況に身を投じてきたが、それだけでなく写真のもつ衝撃力を見分ける確かな眼を持ち合わせていた。

有名な一瞬。「崩れ落ちる兵士」。

1930年代ヨーロッパの政治的混乱、スペイン内戦でドイツ・イタリアのファシスト政権に支援されたフランコ将軍の反乱軍によって次第に圧倒され敗北に至る共和国政府軍、日本軍による中国の漢口爆撃、第二次世界大戦で連合軍の対ドイツ反攻作戦の始まる北アフリカから、イタリア戦線、ノルマンディー上陸作戦などの戦闘現場に立会い、命がけの取材写真は眼に見える確かな記録として報道されてきた。それらの多くは時空を越えて、後世の人びとにも訴えかける強いメッセージとなっている。

 本展では、東京富士美術館が所蔵する約1000点のコレクション・プリントから、“戦争”に焦点を当てた作品約140点を厳選して展示している。昨今のロシアとウクライナ、パレスチナやレバノンとイスラエル等の地域における紛争、シリアのアサド政権崩壊による影響など、世界の現状は、残念ながらキャパの願った「人間を取り巻く状況を少しでもよいものにしよう」という思いとはほど遠いものがある。それ故にこそ、いまあらためてキャパの写真証言を見直すことに意義があるといえる。


ロバート・キャパ 戦争
会場:東京都写真美術館 地下1階展示室
会期:2025年3月15日(土)~5月11日(日)50日間
休館日:毎週月曜日(ただし5月5日(月)は開館、5月7日(水)は休館)
開館時間:10時~18時(木・金曜日は20時まで。入館は閉館の30分前まで)
東京都写真美術館ホームページ:https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4868.h

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戦争中。忙中閑あり。こういう牧歌的な写真のなかにも、裏返せば、「死」が隠されている。しかし、このオジサン、ズボン折りすぎ。そんなに脚が短いのか!?


文春文庫。693円。Amazonなどで販売。高校時代に読んだ。


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ゆうもあ倶楽部
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