仕事が休みだと伝え忘れて

勘違いの多い僕だから
ヌケガラのような君の顔を


何回やっても
上手くTシャツを畳めないから
お願いされた君は
バタンと大きな音を整理箪笥に出させる

風に揺れるカーテンは
入ってこようとしているのか
出ていこうとしているのか

ぼんやりしてると見逃すものと
ぼんやりしてたから見つけたものを

君が掃除機に大きな音を出させて
片っぱしから吸い込んでいく

僕は注ぎ過ぎて綺麗じゃなくなった
お気に入りのコップを一気に飲み干して

キッチンのシンクにそっと置いて
蛇口から少しの水を注いでおく

君に気付かれないように
そっと