My Book of the year 2021
選考基準
・ノンジャンル
・発行年は考慮しない。(自分が2021年に読んだ本の中から選考)
・完読、読了したものが対象
・長編/短編など物語の長さは影響しない。
選考対象
・2021年に読んだ本、106冊
※内訳※
・ミステリ小説:51冊
・その他小説:25冊(短編16)
・ビジネス:22冊
・その他:8冊
それでは、第3位から発表していきましよう。
Book of the year 2021 第3位
「希望が死んだ夜に」天祢涼
現代社会が抱える闇を描いた、社会派青春ミステリ。これはミステリ小説のテイを成した、社会派小説でした。
今まで知らなかった世界を教えてもらったことに非常に感動。僕が彼ら彼女らにしてあげられることは少ないけれど、”当たり前”のことに苦しんでいる人たちがいることを忘れないでいようと思った。
Book of the year 2021 第2位
「invert 城塚翡翠倒叙集」相沢沙呼
大ヒットした前作の続編。
前作の結末を知っている人からすると、手の内を明かされた手品師がどのように期待を越えてくるの?という気持ちでとてもワクワクしていたのではないでしょうか。
そこはマジシャン・相沢先生にかかれば期待以上の作品をご用意していただけました。トリックもさることながら、相変わらず文章のタッチが上品で少し突飛なキャラが出てきても安心して読める。
そして相沢先生のファンであればとても嬉しい人物の登場が…!!
BOTYの前に…惜しくも漏れた作品たち
・地球星人 村田沙耶香
・私のカレーを食べてください 幸村しゅう
・出版禁止−いやしの村滞在記− 長江俊和
・六人の嘘つきな大学生たち 浅倉秋成
・知覚力を磨く 神田房枝
・コールド・リーディング イアン・ローランド
・かがみの孤城 辻村深月
あぁ…書き足りない…。
Book of the year 2021 第1位
「正欲」 朝井リョウ
ということで、BOTY2021大賞は、朝井リョウさんの「正欲」でした。
これは2021年ダントツでよかった。3位の希望が死んだ夜にと同じで、
自分の当たり前が当たり前ではないことに気付かされた。
昨今のフェミニズムや過剰なマイノリティへの配慮へ違和感を感じている人は少なくないのではないだろうか。
そんな人たちは読んでみてほしいと思います。
一つの答えがこの本で見つかるかもしれません。
まとめ
こうやって一年を振り返ってみると、2021年は自分の考え方の浅さや甘さを指摘されるような、気付かされるような作品に多く出会えたと思います。
実際、自分が何者であるか、どのカテゴリに属する人間なのか、私ってなんなの?と悩む人が多い気がします。
そんな世相を反映している本に僕自身も多く出会えて、自分自身の思考や知識の幅も広がったように感じます。
2022年はやりたいことがいっぱいで、すでに忙しいフラグが立ちまくってますが読書習慣は継続したいと思います。
今年はどんな作品に出会えるか、今から楽しみ。
もしも、おすすめの本などあれば教えてください。
Jun.2022 yuto
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