普段着の着物生活。あって助かったオススメアイテム3選。
茶道の稽古を始めたのをきっかけに、普段から着物を着て生活する日が増えました。
着物での所作に慣れておけば、お点前に集中しやすくなるかな、という作戦です。笑
最初は、
「とにかく着る」
おはしょりを作り、お太鼓を背負うところまでやり遂げるのが大事。
そう目標を決めて、必要最小限のものしか使っていませんでした。
木綿の単衣
ウソツキ(半衿つき下着)
名古屋帯
長襦袢、衿芯、帯板は使わず、とにかく手順を覚えることに集中していたので、他のことには頭が回ってなかったw
なんとか着姿が見られるようになってきた今、
「これはあると便利!」
だと思ったアイテムを3つ、挙げてみようと思います。
便利アイテム、その1:ウソツキ(半衿つき・袖が着脱できる下着)
着物を着るには、
下着
↓
長襦袢
↓
着物
↓
帯
の順に着付けていきます。
ただ、これだと夏場はキツい!暑い!
とにかく最後まで着付けを完成させてゴールしたいのに、汗まみれで挫折して洗濯物を増やすのはつらい。
そして、これは声を大にしてお伝えしたいメリットですが、ウソツキを使えば着るものを1枚省略できるので、後ろ姿がスッキリとしあがります。
これは、本当!
そんなわけで、私はウソツキを愛用していました。
普段に着る着物なら、長襦袢ではなくウソツキで十分。袖は外してしまうか、そもそも袖がついてないタイプが便利です。
少し高額になりますが、ファスナーで半衿を取り外せるタイプのウソツキ、
大ウソツキ
も販売されています!
変え袖を自分でカスタマイズすれば、袂のチラ見せおしゃれもバリエーション豊富になります。
ぜひ、アイテムにウソツキを追加して、着物ライフをグレードアップ。
便利アイテム、その2:半透明のコートカバー
「たとう紙でないと、着物がカビる」
と、思われる方もいると思いますので、あくまでも普段使いの着物を管理しやすくする方法、ということで…
たとう紙で着物を保管すると、なにが困るって
「中が見えない」
なにがどこにあるのか、よくわからなくなるのが地味にストレスです。
それを解決するために、半透明のコートカバーを使っています、
畳んだ着物をファスナーを開けて収納し、ワンタッチで収納完了です。
着物は湿気が大敵ですので、着終わったら1〜2日着物ハンガーに吊るして風に当ててから、きれいに畳んでコートカバーに入れておくと、次に着付ける時には自分の重みできれいに伸びてくれます。
着物って、けなげ。
便利アイテム、その3:衣紋香・匂い袋
着物用の防虫香でも香りを楽しむことはできるのですが、下手するとおばあちゃんぽくなります。笑
お香屋さんに行くと匂い袋を手軽に購入できますので、袂にしのばせておくと、袖の動きにつれてふわっと香りが立ちます。
「追風用意」
という言葉があるように、本人はその場にいなくても、通り過ぎたあとに香が漂うのは奥ゆかしいものです。
着物を傷めるので香水はつかえませんが、匂い袋で着物姿を演出するのも素敵だと思います。
おまけ:スチームアイロン
注意:ご利用は慎重&自己責任で
着物と帯のメンテナンスにぜひ、スチームアイロン!
絶対に直接あててはダメですが、バスタオルをあててからスチームを吹きかけ、低温でアイロンをあてると生地がピシッとしてくれます。
お茶の稽古のあとは、着物の上前がよれてしまって吊るしてもシワが伸びないのです。
くちゃくちゃのまま着続けるのも嫌だし、洗いばりに出すのもコストをかけすぎで困っていたのですが、低温アイロン&バスタオルで解決しました!
袂と着物の上前は特に、きれいに伸びていると着姿が引き締まって優雅に見えますよね。
きれいに見せるための一手間に、着終わったあとのメンテナンスにアイロンあては効果抜群。面倒ではあるけど、ピシッと伸びた着物をまとうのは、なんとも言えない快感があるのでオススメです。
でも、くれぐれも、直接着物にアイロンをあてないで。