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着物の選び方、遊び方の話。

繁忙期もたけなわ、毎日バタバタとしてすっかりご無沙汰しています。
毎年9月中旬から12月のクリスマス頃まで忙しく、昼夜逆転生活になりがちです。
体調の管理に気をつけなくては。

最近の気晴らしは、ネットショップで帯をチェックすることと、自宅で着物を着ること。
茶道の稽古を始めたのがきっかけで、普段から着物を着て所作に慣れるため、リーズナブルな木綿の単衣を着るようになりました。
帯をピシッと締めると、
「よし、がんばるぞ!」
という気持ちになるので、儀式みたいなものですね。笑

特に深く考えていたわけではないですが、茶道の稽古にはリユース品の小紋、普段着は木綿や紬、ポリエステルを着るようになりました。
柔らかい着物はテロっとしていて、袖を通すと柔らかく体に馴染んでくれて官能的。
女っぷりが上がった気分になれますし、裾さばきもよくて、お点前の練習にぴったりです。

一方、普段着の織りの着物は、固い。
動き回ると生地がすれて、衣擦れの音が立つので稽古着にはむかないのですが、体の芯がシャキッとして気合いが入ります。
染めの着物、織りの着物、TPOで使い分ければいいだけで、どちらも良さがあって楽しめるのですが、わたしの好みは
「織りの着物」
シンプルなものを、襟をきちっと引き締めて着付けて、髪型も低めの位置で地味にまとめる。
帯はモダン柄のものをやや低めのお太鼓に仕上げて、すっきり見えるように。
昭和の映画に出てきそうな、下町のおかみさんスタイルで生活しています。

でも、出かける時は染めの着物。
小紋の襟をぐっと抜いて、古典柄の帯を合わせるので、あんまり面白味のない格好なのですが、茶道の稽古の時は控えめすぎるくらいでいいと思う。。。

その反動なのか、普段使いの帯は派手な柄の物ばかり。
と、いうか、着物は紺・茶・紫で地味なのだから、帯は派手で贅沢なものでないと満足できない!
レトロモダンで大胆なデザインの帯を365本ゲットして、毎日違う帯を締めたい…
そんな妄想をしながらネットショップを徘徊するのが日課です。

話題を変えまして、着物や帯をどこで購入すればいいか、という問題。
一番いいのは呉服屋でサイズを測って仕立ててもらうことだと思っています。
マイサイズの着物は見栄えがいいですし、似合う色・柄や着付けの方法、着物のメンテナンスまでマルっとお世話してくれます。
着物のコンサルだと思って、お付き合いをすればいいのですが、やっぱりお高い。笑
そして、展示会は落ち着いて品物を選ぶのが難しい!
販売員にマークされ、ずっとセールスされ、お茶とお菓子、下手したらお弁当も出されてしまったら、手ぶらで帰るのは至難の業です。

ですので、リユースの着物を販売している店舗で、店員さんと相談しながら購入するのが安心では、と思っています。
実物を見て、コンディションを確認できるのはありがたい。
自分の着物を持ち込めば、コーディネートが仕上がったお買い物ができるのも強い。
ネットだと微妙に色合いが違って見えていますし、羽織ってサイズ感を確かめられないのは、着物ビギナーには厳しい気がします。

ただ、デメリットがあるのは承知の上でネットショップを使っている理由は、
「サイズ表記」
があること。
私は背があるので、アンティークの着物はほぼ丈があわない…
昔の人と体格が違いすぎて、仕立て直しをしても着られないですし、お店の着物をめくってサイズをチェックする根性がありません。
だったら、オンラインで条件検索できるほうが助かるし、時間もコストも省ける!
その代わりですが一度呉服屋に出向いて、似合う色とサイズは相談させてもらっています。
いいとこどりができれば、それが一番ですものね。

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