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2024年のお茶活振り返りと、2025年の抱負。
遠州流で茶道の稽古を始めて、上達する日もあれば下達する日もありつつ、楽しく学ばせていただいた1年でした。
特にカリキュラムがあるわけではないですが、あれこれと課題にチャレンジしてみたので、忘備録代わりにnoteに記録しておくことにします。
2月:麻布台ヒルズでヌル庵茶会
3月:彦根・長浜・犬山で茶道のルーツを巡る旅
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4月:着物の勉強、和菓子作りの練習をスタート
5月:三井記念美術館「茶の湯の美学」
6月:ふじのくに茶の国ミュージアムで抹茶を挽く
7月:茶の街、島根県松江で不昧公の事蹟と茶道文化を学ぶ
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9月:普段から着物を着はじめる
12月:慶應大学社会人講座で遠州流茶道の講座、流派の勉強会に参加
椿と吾亦紅を植える
茶道コミュニティに参加
ざっとこんな感じで、抹茶色の1年になりました。
知れば知るほどに深く、稽古するほどにまだまだ足りないと思い知らされるのがお茶の道なのだなあ、と思わずにいられません!
せっかく始めた道楽+仕事ですので、なんとか良い形に仕上げたい欲がわいてきたので、2025年は
お茶ゆかりの土地を巡る
茶道具の知識と理解を深める
この2点をがんばってみようと思います。
1回は京都へ出向いて茶会を体験してみたいし、近代数寄者ゆかりの土地、小田原は外せません。
来年の茶活として、さっそく千利休ゆかりの茶室、
「待庵」
の見学希望の申請を出したところです。
現存する安土桃山時代の茶室で、唯一千利休が制作に携わったと信じうる建築とのことで、ぜひ見ておきたい。
待庵は予約制ですので、事前に往復ハガキで希望日などを申請しておく必要がありますし、お寺さんの都合次第というネット全盛の時代には信じられないアナログぶり…
ツアー旅行や有名な観光地はオンラインを使って段取りをすませることができますが、ちょっとディープな体験をしたい、マニアックな場所へ行きたい場合は電話で確認を入れておくのが無難です。
この2、3年は日本各地を車で走っていまして、ツアーではまず行かない土地、史跡を巡りました。
なるべく観光化されていない、ありのままの風景を見ようとするのは時間と経費がかかりますし、下調べと移動にけっこうなエネルギーを費やすので大変ではありますが、
その場へ立って、自分の目で見る
アナログな体験を積み重ねたことで、今後の私の人生の方向や、何を励みにするのかが見えてきたのは間違いありません。
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金沢の金箔、輪島の漆器、盛岡の鉄瓶、松江の不昧公お好みの和菓子、自然の草木を使って染めた布や農家の女性たちが農閑期に織り上げた反物に触れると、
「日本っていいなあ」
と、しみじみと感じます。
白洲正子さんは日本各地を飛び回っては執筆活動を行い、韋駄天おまさというあだ名を奉られたそうですが、好奇心の赴くままに行動すると思わぬご縁が生まれるものだなあと実感する1年でした。