思い出のメギド72キャラを振り返ろうじゃないか
メギド72については以下を参照。本稿は既プレイヤー向けの内容である。
私としてはメギド72の更新がこのタイミングで停止するとは思ってもいなかった。私は章単位でシナリオを読んでいたので、まさかそんなに終盤に到達しているとは思っておらず、蛆との戦いは今後も続くのだと思い込んでいた。
物語が完結するというのはうれしいが、もう更新がないという事実はただただ悲しい。悲しさに整理をつけるために本稿ではノスタルジーに浸る。メギド72が完結して数年経過した際に本稿を読み返した際に、そういえばあのキャラクターへはこんな印象を抱いていたなと思い起こせるように今書き留めておく。そのため本稿は私にとって印象深いメギドキャラクターの列挙であり、強いキャラクターをピックアップしているわけではないとご理解いただきたい。
序盤(1章~4章)を支えたメギドたち
2020年12月に私はメギド72をプレイし始めた。デカラビアのイベント後半が私の初めてのイベントである。
そんな私が4章くらいまでよく使っていたメギドをピックアップする。
私は初めのガチャでカウンターを選択し、シトリー&アムドゥスキアスの二体を引くまで引き直したうえで開始した。
ガープで守り、マルコシアスorシトリーで攻めるという単純な編成を組んでただ敵を殴り倒していた。シトリー姉さんはほぼバーストの性能なので、防御力が高い敵であっても大ダメージを出せていた。悪魔系には特攻を持っているマルコシアスの出番だろ!と勢い込んで育成したのもよく覚えており、初めて星6にしたキャラクターはマルコシアスである。
ガープがやられてしまうような攻撃にはアムドゥスキアスの回数バリアで耐える。これはポケモンのミミッキュの「化けの皮」と同じ効果を持っているわけであり、極めて優秀なスキルだとすぐわかった。ただ弱点も「化けの皮」と同じで連続攻撃に対して無力である。友人にブニの存在を教えてもらって攻略がはかどったことをよく覚えている。
アムドゥスキアスはマスエフェクトも優秀なので、ガープのワントップにしてマルコシアスの覚醒ゲージを一つ踏み倒すなどをしていた。
当時はゲームの仕様を理解していなかったので、Rリリムさんでアタック強化をかけたキャラクターに対し、さらにオーブでアタック強化をかけるなどのプレイをしていた。ダメージ4倍じゃんと思っていたのだ。
弊アジトではウァラクはガープよりも前に加入している。スキル一個で持続回復が行えるし、敵と味方の素早さ関係を操作できるのは強いと思っていたので、4章くらいまではほぼ確実にスタメンを張っていた。6章で大王吾妻、星間の禁域でムスペルと出くわした際には、彼女のマスエフェクトを踏めば被ダメージを大幅に抑えられるとすぐに思い浮かぶほど私には使い慣れたメギドである。
ちなみに活躍はもっと後になるのだが、序盤から手持ちにいたため印象深かったメギドを紹介する。ヴェルドレだ。
2022年新年イベントは「メギドラルの悲劇の騎士」であった。たまたまヴェルドレが引けたが、そのあとイベントシナリオを読んで唖然とした。正月にやる内容か?
協奏メギドは当時持っていなかったので、しばらくヴェルドレはアジトの留守番役となった。が、Rクロケルを引いた後は大暴れする。
私のアジトの場合、パイモン→ヴェルドレ→バエル・ベレト・ベリアル→マスティマという加入順なので、年末までに4章の途中まで進め、年始にヴェルドレを引き、ベリアルまでクリアした後で「メギドラルの悲劇の騎士」イベントをプレイし終えたのだろう(~2022/1/16)。なかなかよく頑張って進めたなと思う。
中盤(5章~8章)を支えたメギドたち
ラッシュの魅力を教えてくれたのはオセ(専用霊宝込み)である。アスタロトのマスエフェクトをオセに踏ませて、アスタロトのスキルで追加ダメージをオセに付与し、ひたすらアタックフォトンをオセに積んで敵を殴り倒していた。こちらが落ちるよりも前に連続攻撃で敵を削り切る戦法が気持ちよくてよく採用していた。オセからすれば地龍アテルラナは雑魚。
弱いところがないサポーター。スキルで後列の覚醒ゲージをためるだけでも強いが、アタック強化・チャージ強化までできる。パーティの潤滑油のような存在。攻撃力は皆無だがそれでよい。特性も美しく、1ターン目にスキルフォトン3個を置くと後列の覚醒ゲージを3貯め、持ち前の素早さにより2ターン目にほぼ最速でアタック強化をばらまける。自前のアタック強化の後に奥義を発動できるのもgood.後列の編成で困ったら入れていた。
初めて買った指名召喚チケットで選んだのはナベリウス。ミミックでスキルフォトンを2個渡せるだけでも偉い。中盤の劣化フォトン環境でも安定して通常フォトンを提供できるためよく採用していた。
ナベリウスの強みは強力なオーブを1ターン早く使えるという一点に尽きる。オーブによるフォトン供給をすればパーティの動きの再現性が上がって安定攻略向き。当時もハイドンやエンキドゥをよく持たせていた。
ミノソンも最序盤からアジトにいた。パイモンより召喚順で若い。ただし、強さを生かし切れなかったのでしばらく育成していなかった。
が、専用霊宝シャミハザが2021年2月に実装されて育てようと一念発起した。シャミハザは専用霊宝によりアタックが雷攻撃になったので真珠姫ルゥルゥを容易に倒せる。ミノソンがリーダーであれば万雷の加護は初めの2ターンにわたって展開されているので、立っているだけで雷攻撃のバフ役となる。
言うまでもないがアタッカーとしてのミノソンも強い。スキルはコロッセオと相性がいいし、奥義はスキルフォトンをばらまくのでユフィール覚醒スキルとのコンボで奥義を連続で打てる。「手持ちメギドが充実していれば」実装メギドの中で一番わかりやすい強さをしていると今は考えている。
7章くらいから状態異常予防が活躍したステージも多いが、万雷の加護下ではミノソンは状態異常無効である。無法。
データのダウンロード画面でメギドの紹介がランダムに表示される仕様であり、私はBベリアルのビジュアルを見てぜひ入手したいと思った。その後ストーリーでRベリアルが加入すると聞き、そこまでは何が何でも冬休みの間に進めたいと思い、3章くらいまでは2週間で終わらせたと記憶している。ただ、ここからベリアル入手までは道のりが長く、入手できた際の感動もひとしおだった。
点穴の仕様は初めは理解できなかった。が、「ためて打つと強い」というメギド基本原則を覚えた後はサラ&ベリアルでバラム含む多くの敵をなぎ倒した。メギド運営はストーリー加入のキャラを前提に攻略可能なステージを設計するのが上手だ。「RPGを作るのがうまいスタッフが作り上げたソシャゲ」という本作への私の評価につながっている。
「そして灯火は静かに消える」のメインビジュアルが好き。高速でオーラをためるという意味だとBナベリウスが相性いいが、単体炎火力アタッカーとしてはアモンかBベリアルをパーティに入れたくなる。課金して引きに行った。最近使っていないからどこかで採用しようと思う。
一番好きなタクティクカルソートはバレットアーツだ。なぜかといえばシンプルだから。バレット(弾丸)を作って、発射する。ただそれだけの戦術。
Rオリエンスは連続でバレットを打ち込む楽しさを教えてくれたし、Bオリエンスは複数のメギドとのコンボが気持ちいい。共襲でも好んで使っていた。
バレットアーツはバレット生成役と発射役だけいればいいから、ほかのメギドはサポートに回れる。星間の塔初期にはグジグランズをオリエンスで突破する編成が考案されたのもその証左だ。
地形が有効な敵には狂炎で焼き尽くし、飛んでいる敵はRフォカロルの飛行特攻バレットで撃ち落とせばよいとまで言われていた。
終盤(9章~12章)を支えたメギドたち
9章からはステージに応じて敵の"戦術"を突破できるメギドを採用していたから頻繁に出てきたキャラクターは2柱(Bウァサゴ&Bプルソン)しかいないが印象深いメギドを紹介する。
特別枠になる。あまり採用はしなかった。
弊アジトで奥義レベルが一番高いのはグザファンである。当時の私はミノソンの使用感がかなり良かったからカジノイベの復刻を心待ちにしていたのだが、復刻まで一年くらい待たされた。ビジュアル・性格・性能のいずれも私は大好きなのでカジノイベントは本当にいい思い出だ。
だが正直なところグザファンは性能としては弱い部類に入る。比較対象としてニバスがよく上がるわけで、持っていればニバスを使えばいいという話になってしまうからだ。これはブニとザガンの関係性に似ている。
グザファンのいいところは奥義でもオーラがためて自己強化できることだ。このゲームではスキルフォトンの価値が高いので、アタックフォトンで火力を出せるスナイパーは貴重だ。自己完結した性能はニバスとの差別化点である。私は好んで使っている。
はい、そりゃそうだと思っただろう。8章以降はプルソンで突破するのがプランAになる。
プルソンと相性抜群。メギド72のビジネスモデルは「無課金であっても工夫によって敵を突破可能という大前提はあるが、必要なメギドを指名召喚チケット(=金)で買ってもよい」というものだと私は思っている。Bウァサゴがいれば難易度が大きく下がるステージが結構ある。かといってpay to winではない。一番厄介な敵であるストゥムだってRバラムでの速攻戦術一択ではない。私はハイドロボムで突破した。
常に同じキャラクターで突破できてしまうと味気ないから複数の攻略方法の存在する敵を配置して遊んでもらうというのがメギド72のいいところだ。一方で気楽に敵を突破したいという意見もあるわけで、そういう人にとってBウァサゴ(とストーリー配布のBプルソン)は救いになっただろう。私はたまたま引けたのでよく使っていた。プルソンパンチは殲滅力が高くて好き。
高速での列束縛は便利。Bカスピエルのように束縛ターン延長はできないというのとブレイク発動に注意が必要という欠点もあるが、それを補って余りあるほど便利。モーションも東方メギドっぽくていい。勝利モーションが豪快でつい見たくなってしまう。
覚醒スキルの戦旗は自己回復(+敵の攻撃を妨害+回数バリア)というカウンターを代表するような能力である。
星間の塔で試運転をしているが、ゴウケツやタイガンニールを物ともしない硬さに驚愕した。タイガンニールを3人で攻略できる日が来るとは思ってもいなかった。
いるだけでバフがかかるというシステムユニット。そして超強力なバフ役。対臨界戦術は覚醒ゲージ・素早さ・防御力を参照して効果が出るが、オーバーチャージを付与できるのと奥義で攻防早を爆発的に上げるのは、「敵が対臨界戦術を使ってくるのならこちらはリリスを採用してください」と言われているかのように思えた。
Bウァサゴと同じく、パーティに足りない要素を埋めてくれるキャラだと思っている。ハンターハンターの団長のように敵に必ず勝てる段階まで必要な能力(=メギド)を集めれば戦闘は楽になる。
メギド72では強化解除を敵が気楽に打ってくるのでステージによっては使用非推奨だ。逆に強化解除が頻繁に打たれなければではリリスはめっぽう強い。星間の塔の頂上で「契りのドゥーエ」相手にリリスのオーバーチャージ後の奥義を決めて味方にとんでもない量のバフをかけた後に敵を一掃した際には唯一無二の性能だと思った。ビジュに惹かれてガチャを回しただけだったがシンギュラリティメギドの名前は伊達じゃない。
最後に
メギド72には強敵が多かった。ベレト(当時は状態異常耐性が表示されていなかった)、サルガタナス(敵が使うチェインは強すぎる。ドカグイしかり)、アナーケン(当時は状態…以下略)、シナナイン、タイガンニール(初手フォトンが全てスキルだと後列が壊滅して負けだった)、アッキピテル、カマエル、ストゥム(難易度ハードですら突破に困った)…。だが、多種多様なメギドの力を借りて突破できた。楽しさにあふれる思い出深い戦闘だった。
そんなコメントがスマホゲームで出るのはまれで、据え置き式のゲームでさえなかなか出てこない。メギド72がゲームとして面白かった証である。
本稿にはメギド72への思い出を込めた。時間が許す限り遊びつくそうと思う。