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【アウトプット大全】とにかく書き出せ!

 今回は引き続き樺沢紫苑さんの「アウトプット大全」の中から、「CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方」を基に自分の個人的重要ポイントをピックアップしていきたいと思います!

1.何でもいいから書き出す

 本書には、「脳の棚卸しをするべき」と書いてあります。
ここで言う「脳の棚卸し」とは、つまり「頭の中にあるタスクや考え事を確認し、整理整頓しましょう」ということです。

前提として、人間の脳は同時に3つのことしか処理できないのです。
これは3つのトレイが装備されていてそれをどう使うかという問題であり、更にこの3つのトレイはできるだけ空きトレイが多い方が良いのです。

また、本書には

・最近の研究で脳はマルチタスクができないということが証明されている。
・マルチタスクをする時、脳は2つの処理を同時進行しているのではなく、凄まじいスピードで2つのタスクの切り替えを行っているにすぎない。
・そのため、脳に猛烈な負荷がかかるとともに脳の処理能力も低下する。

といった記述もあり、脳が「あれもこれも」状態になってしまうと脳の働きが鈍ることが分かりますね。

確かに昨晩恋人と喧嘩をして、朝通勤中に財布を落として、そのまま仕事でプレゼンするとなってもトレイがいっぱいいっぱいで頭が上の空になりますよね。

では実際にどうやって脳のトレイを空けるのかというと、ずばり「書き出す」ことです。

例えば「進路や重要な決断を迫られている」時、
あらゆる要素を吟味して最終的な決断に至るのは簡単ではないですよね。

その時に何でもいいのでまず自分の頭の中を紙に書き出してみます。
個人的に最初は「どう書けば良いのかわからない」のような障壁があったりするので書き方は何でも良いと思います。

紙の上に自分の頭の中を移動させることで脳の空きトレイが増え、脳の動きが軽くなります。
脳が重いまんまじゃ的確な判断はできませんよね。

このように、仕事中も私生活でもできる限りタスクや考え事は書き出し、脳を軽くして冴えた判断ができるようにするのです。

実際に僕は仕事中に今日やるべきタスクを紙に書き出して順番に潰していくということを実践しました。
その結果、確かに次やる作業が明確になりますし、やるべきタスクを忘れません!
タスクが終わるごとに字に斜線を引くとドーパミンが出ますし、中々良いなと思いました。

2.書くスピードとクオリティーは両方上がる

 「文章を書くのが大事なのは分かるんだけど、書くのに時間がかかってしまう…」

分かります。自分もそうです。手書きなら尚更ですが、文章を打ち込むのでも、書くのって時間かかりますよね…笑
自分はノロマなので毎度圧倒的に時間がかかってしまいます。

そこで使うのが「締切効果」です!

締切効果
・期限が迫っている状態だとやるべきタスクへの集中力が高まる効果。

宿題の期限がギリギリになっていれば否が応でも集中して終わらせようとしますよね。
あの状態を意図的に作り出そうというものです。

実体験として、例えば「30分後までにこの仕事を終わらせよう」などと決め、紙に書き出します。
すると終了時間を意識する状態としない状態とで、それぞれ集中力に差がついていることが実感できるのです!

「どうせ最速でやるのは変わらないんだし、制限時間決めなくても良いんじゃね?」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんよね。
制限時間を設けるということは自分で自分の首を絞めるような行為のため、どこか「自分を縛り付けたくない」という気持ちから葛藤が生まれます。
こう思われる方でも、騙されたと思って一度だけやってみる価値はあると思います。

この方法の良いところは、単に「スピード」を高めるだけでなく「集中力」を高めるため、同時に文章の「クオリティー」も向上するということです。

何の目安もなしにあてもなく作業をするのは迷える子羊状態です。小さな目標で良いので、「ここまでにやる」と自分の中で目安となるピンを立てることで、文章のスピードもクオリティーも向上するでしょう。

因みにこの締切効果は文章だけでなく、他の仕事や作業にも通じるのであらゆる作業の場面で使う習慣をつけることで短時間で作業をする能力がついていきます。

3.常に紙とペンを用意しておく

 素晴らしい体験は目ではなく紙に焼き付ける。

本書にはこのようの文言が出てきます。

思い返してみて欲しいのですが、映画を見て感動的な体験をしたり、自己啓発本を読んで重要な気付きを得たとして、その時の感情的な振動って結構忘れちゃいませんか?

人が何かに気付いた際、脳の神経回路が繋ぎ変わると言われ、その瞬間は「アハ体験」と呼ばれる。
神経回路が繋ぎ変わるということは、「数秒前の自分とは異なる自分に成長している」ということ。

その時は強く印象に残るものの、多くの場合放っておけば3日もしない内に心の振動が収まってしまいます。

ではどうやってその瞬間の感情をシャッターを切るように収めるかと言うと、お察しの通り「書く」に他なりません。
つまり感情が動いたり、「これ重要だな!」と思った時にはすかさずメモを取るのです。

ここでは手書きでのメモをメインに想定しています。手書きは手をより動かし運動性記憶にとして記憶に残りやすいためです。
勿論移動中などに気付きを得た際はスマホのメモの方が手っ取り早いため、それでも良いでしょう。

できるだけアナログな紙やタブレットに手書きすることが望ましいため、いつ「気付き」が舞い降りてもいいように仕事や自室のデスクには「紙」と「ペン」を用意しておきましょう。

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