![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29728129/rectangle_large_type_2_dedf84f4bd01b036180bf8947ead10df.jpg?width=1200)
「カッコわるくても生きろ」を思い出した
「ずいぶん ちっちゃいなぁ~。」
「あんなの、ちょっと当たれば 倒れちゃうんじゃないか。おい。」
「ほっそ~い。」
試合前の対戦相手は 僕らのチームの
センターフォワードの先輩を見て、必ずそう言う。
無理はない。だって、本当に小さくて細いから。
しかし、試合が始まり、彼のプレーを見ると
勝利を一方的に確約していた相手バックス連中の表情は固まり
先輩をみて馬鹿にしていた相手チームの雰囲気は豹変する
センターハーフの僕は
先輩の動きを常に意識してプレーをしなければいけない
小学生のサッカーチームは 皆でボールに群がるサッカーをしがちで、
しょっちゅう監督に叱られる
群がる集団からこぼれでるボールと、センターフォワードをつなげるのが
僕の重大な任務のひとつ
先輩がフリーになれるコースを発見した時は、必ず1点取れるからだ
そりゃ 相手との競り合いに負けて、先輩が倒される時だって ある
けれども 先輩のゴール前のしぶとさ ゴールへの執着心、嗅覚は半端ない
相手バックスと無駄な争い合いは 極力 避ける
絶妙なポジショニング取りができるんだ
球際にも強く、プッシュされても体の中心をうまく外し
ゴールキーパーとの1対1にも強かった
どんなにカッコ悪くても、点を取る 先輩
チームの監督は、
明日のジョー、矢吹ジョー、みたいだと
先輩のプレーを讃えていた。
僕らの中では、東京喰種(トーキョーグール)の
ヒデが言った
「カッコわるくても生きろ」を思い出した。
どっちにしろ、半端なくカッコよかった。✨
いいなと思ったら応援しよう!
![SupportingCompanyGrowthBraveLife勇気人生&会社成長応援ユウ・ケンイチ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125361880/profile_3cf885ee44ec00b9b7ffb25f20d6a7e8.png?width=600&crop=1:1,smart)