僕は、全くもってすごい男ではない。いたって普通だと思っている。
ZOOMおばさんの教え
普通の僕が、波に乗ってモテモテで充実した高校生活を送れた理由
勇気人生応援コンサルタント ユウ・ケンイチ
| はじめに
僕は、全くもってすごい男ではない。いたって普通だと思っている。現に今の自分がそうだ。背が高くて、足が長いわけではない。父親に似て短い方だと思う。芸能人の様に小顔なわけでもなくて、逆に大きい方だ。中学生の時には、ドラえもんというあだ名をつけた同級生もいたくらいなのだから。
そんな僕が、高校の3年間だけは、とんでもなくモテた。今思うと、何故モテたのか不思議でしょうがない。意識して人気がでる様に行動したり、自分を売り込んだりした記憶はない。けれども、周りがどんどん盛り上げてくれるものだから、とにかくモテてしまうのである。
あっ、言い忘れたけれど、女子生徒にモテたので、誤解のない様に。しかし、女子生徒に人気があっても、男子生徒から嫉妬されたり、いじめられたりもしなかった。高校時代が一番友達も多かった。どうして、高校三年間だけはあんなにキラキラと輝いて、充実していたのだろうか。
ところが、今の僕は、絶望人生へ一直線だ。会社では営業成績不振でリストラ寸前。プライベートの方も、彼女どころか、いつの間にか食事に誘える女の子友達もゼロになった。本音を話せる友人も存在しなくなった。孤独な毎日をただただ過ごすだけ。
落胆しきっている僕は、今日、謎のおばさんとZOOM会議をする。謎のおばさんは自分の住む家を持たずに世界中を旅しているらしい。
先月帰省する約束を勝手に破ったところ、あまりに元気のない僕のことを心配した母親が、騙されたと思って、必ず連絡を取る様にと、ラインで紹介してくれたのが、このおばさんのことだ。
最近不切りしている母親に申し訳ないという気持ちと、藁にもすがりたい心境からZOOM会議をしてみることにした。
このおばさんに相談する際には、幾つか約束ごとを守らなければいけないと言われている。まず、必ず一人で相談すること。相談回数は3回迄。
そして、今までの自分の人生を振り返って、一番幸せだった頃の話を謎のおばさんにすることだった。
約束の時間になったので、僕はアプリを立上げ、指定されたミーティングIDとパスワードを入力した。
こうした 雰囲気の中で始まる本です。
宜しければ、どうぞ🎵
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世の中の人の役に立ちたい。人生を勇気付けてあげたい。会社の成長を応援したい。その為の「癒し活動費」に充当させて頂ければと思っております。厚く御礼申し上げます。