高齢の親が「痛い痛い」と繰り返してうるさい…どう対応する？
今日も来てくれてありがとう。
それじゃあ、お話をはじめようか。
高齢の親が毎日のように「あちこち痛い」と訴えてくると、家族としては心配になりますよね。
でも、あまりに頻繁に繰り返されると「本当にそんなに痛いの？」と疑問に思うこともあるし、正直なところ疲れてしまうこともあるかもしれません。
僕はケアマネジャーとして多くのご家庭を見てきましたが、「痛い」と訴える高齢者には共通するパターンがあります。
実は、痛みの原因は必ずしも身体的なものだけではなく、心理的な要因や生活環境が影響していることも多いんですよね。
この記事では、高齢者が「痛い」と訴える理由や、対応のコツを紹介します。
適切な対処法を知ることで、親との関係を良好に保ちながら、介護の負担も軽減できるはずです。
詳しくはブログ記事で解説しています。👇️
「痛い」と訴える3つの主な理由
まず、親が「痛い」と言う理由を見極めることが大切です。
僕がこれまで見てきたケースでは、大きく分けて3つの原因がありました。
① 加齢による身体の変化
年齢を重ねると、関節や筋肉の衰え、血行不良、神経の過敏化などが起こりやすくなります。
とくに膝や腰の痛みは慢性化しやすく、「いつも痛い」と感じることも珍しくありません。
② 不安や孤独感からくる訴え
「痛い」と言うことで家族の関心を引こうとしているケースもあります。
とくに、日常的に話し相手が少なかったり、生活の変化で不安を感じていたりする場合は、「痛い」という言葉が安心を求めるサインになっていることも。
③ 認知症や記憶の影響
認知症のある方は、過去の痛みの記憶と現在の感覚を混同してしまうことがあります。
また、「痛い」と言うこと自体が習慣化してしまい、とくに理由がなくても口にしてしまうこともあるんですよね。
「痛い痛い」と言われたときの対応方法
では、親が「痛い」と繰り返すとき、どう対応すればいいのか？
僕が現場で見てきた中で、効果的だった方法を紹介します。
① まずは共感しながら落ち着いて話を聴く
「またか…」と思ってしまう気持ちはわかりますが、最初から「痛くないでしょ」と否定すると、親はさらに不安になり、余計に訴えることもあります。
まずは「そうなんだね」「つらいね」と共感しつつ、「どんな痛み？」と具体的に聞いてみるのがポイント。
② うまく気をそらす
痛みがあるかどうかに関わらず、「痛い」と言うことが習慣になっている場合は、さりげなく気をそらすのも効果的。
たとえば、「そういえば、最近○○が流行ってるみたいだよ」と別の話題に切り替えたり、散歩や軽い運動を提案したりすると、自然と痛みへの意識が薄れることもあります。
③ 必要なら医師に相談
本当に痛みがある場合は、適切な治療を受けることも大切です。
痛み止めの処方で改善することもありますし、心理的な不安が原因なら、医師や専門家のアドバイスをもらうことで解決の糸口が見つかることもあるでしょう。
介護者のストレスを減らすためにできること
介護は、する側の負担が大きくなりやすいもの。
親の「痛い痛い」に振り回されると、気持ちに余裕がなくなってしまうこともありますよね。
そんなとき、少しでもストレスを軽減する工夫を取り入れることが大切です。
① ひとりで抱え込まない
「自分が全部やらなきゃ」と思いがちですが、家族と協力したり、介護サービスを活用したりすることで、負担を軽くすることができます。
周囲に頼ることも、大切な介護のスキルなんですよね。
② 自分の時間を確保する
ずっと介護ばかりの生活になってしまうと、心も体も疲れてしまいます。
短時間でもいいので、自分が好きなことをする時間を確保することが大事です。
本を読んだり、散歩をしたり、少しでも気分転換できる時間を持ちましょう。
③ 介護サービスを上手に使う
訪問介護やデイサービスなどを活用するのも、負担を減らす有効な手段です。
介護を続けるためには、無理をしないことが何よりも重要なので、利用できるものは積極的に使っていきましょう。
まとめ
高齢の親が「痛い」と頻繁に訴える背景には、身体的な不調だけでなく、不安や孤独、認知症の影響などさまざまな要因が関係していることがあります。
まずは、否定せずに話を聞くことが大切。
その上で、うまく気をそらしたり、必要なら医師に相談したりすることで、状況が改善することもあります。
そして、何より大事なのは介護する側の負担を減らすこと。
ひとりで抱え込まず、周囲と協力しながら、無理のない範囲で向き合っていくことが、結果的に親との良好な関係を維持するポイントになります。
僕がこれまで現場で見てきた経験からも、ちょっとした工夫で親の訴えが落ち着いたり、介護の負担が軽減されたりするケースは多くありました。
より具体的な対応例や詳しい手順については、ブログの方で解説しているので、気になる方はぜひそちらもチェックしてみてください！👇️
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僕の発信について
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