スクワットで「膝が前に出ちゃいけない」は間違い!?
こんにちは!youkaです!
スクワットトレーニングをしている人はたくさんいると思いますが、ちゃんとしたフォームでできている人は少ないのが現状だと思います。
そこで、今日はスクワットをするときの考え方をお伝えしようと思います。
タイトルにも書きましたが、「スクワットの時に膝が前に出ないように注意しましょう」と言われるのをよく耳にします。
果たしてこれが、何をもってそのように言っているのか知っていますか?
今日はそのスクワット時の膝の位置(横から見た時)について考えてみましょう。
では①膝が前に出るパターンと、②膝が前に出ないパターンの2つで、何が違うのか。
【関節角度の違い】
①股関節角度は浅く、膝関節角度は深くなり、足関節角度は深くなります。
→体幹前傾が小さくなる(ヤンキー座りのイメージ)
②股関節角度は深く、膝関節角度は浅くなり、足関節角度は浅くなります。
→体幹前傾は大きくなる(トイレでズボンを下げるときのイメージ)
【刺激の入る筋肉の違い】
①大腿四頭筋(腿前)
②殿筋(おしり)、ハムストリングス(腿裏)、背筋
関節角度によって重心の位置が変わってきます。これによって刺激の入る筋肉も変わってくるのです。
スクワットをして腿が太くなったと言っている女性を何人も見てきましたが、そのほぼ全員が①のフォームでスクワットを行っていました。
大腿四頭筋に刺激が入るようにスクワットをしているのですから普通の事なのですが、やっている本人たちは「小尻、プリケツを目指したい」と思ってやっているわけですから、トレーニングの効果も実感しないどころか文句しか出てきません。
ちゃんとした指導者が何か注意点を伝えるときには、必ず「なぜそうなのか」理由がしっかりあることがほとんどですので、そのちょっとした声かけをスル―するのか、理由を理解してやるのかで効果はまったく変わると思ってください。
また、別のポイントとしては、スクワットでしゃがむときにはお尻の筋肉が伸びている状態になります。筋肉は縮むことで力を発揮しますので、伸ばしきった後は縮めることも大切になります。となると、立ち上がったときにお尻を閉めるようにギュッと力を入れるところまでがセットです。
このようにスクワット1つを見ても、さらに足幅の違いや、つま先と膝の向く角度の違い、ウエイトを持つか持たないかの違いなどによってフォームが大幅に変わります。これによって得られる効果も変わってくることを理解し、自分がどこを鍛えたいのか目的をしっかり持って取り組むことも大事だと思います。
Studying the basics is important!