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第三回指圧私塾in名古屋


in名古屋 うめむら指圧様にて

第三回指圧私塾


指圧の勉強会、道場、私塾


さる七月七日、七夕様の日に、第三回指圧私塾が挙行されました。

まだ梅雨明け宣言前で、その日の前までは結構雨の日、しかも豪雨の日も多く、お天気を心配したのですが、夏空広がる、まずは爽やかといってよい日でした。

私と、名古屋のうめむら指圧院長の梅村先生との共催で、名古屋で開催するのは初めてです。

奈良で開催した、第一回、第二回はこちら↓

ちょうど一年前に、奈良の大乗院庭園文化館で第一回を催行したのでした。

わたしと梅村先生の想いと志は、とにかく指圧を愛するひとたちで集まりたい、学びあいたい、連携したいということでした。

わたしと梅村先生を一からげにするのは、失礼かもしれませんが、キャリアという点では、まだまだもっとすごい先生がいらっしゃることは承知の上です。

技術的にも、まだまだ未熟なことは多々あります。

でも、発展途上の私たちと一緒に指圧を学びあい、もっと素晴らしい指圧ができるようになり、もっと臨床で生かせる知恵を磨きたい・・
そう思って創った場です。

なので、一回目、二回目はかなり正確の違う回となりました。

そして、今回は梅村先生が主催して下さるということで、更に性格の違うものとなりました。

巡る整う東洋医学のおはなし


梅村先生の講義

はじめての試みとして、オンラインでの講義を梅村先生がしてくださいました。
東洋医学の森のなかを、指圧の臨床からみえる景色から解き明かしてくださるような、ミクロとマクロの目をいったりきたりされるような、とてもとても興味深いお話でした。

指圧私塾をはじめるときに、梅村先生とは何度もブレストを重ねたのですが、鍼灸の学会では語られないことをやりたいということがひとつありました。

鍼やお灸という道具を使わない。

徒手空拳でわたしたちは、患者さんと向かい合います。

そのときに患者さんとの間におこることは、鍼灸となにが違うのか?
なにが違わないのか?

そういったことを、この現代のコロナ後を生きる私たちのこころとからだの現場から解き明かしたいという想いがありました。

古典から読み起こすというのではなく、臨床現場から生まれる生の声を聴きたいとわたしは思っていました。

そしてきっと、そういう想いのかたが多かったからこそ、はじめての試みに関わらず、たくさんの方々がお申込みくださったのだと思います。

そして、その期待に応えてくださって、梅村先生の講義は最高に面白かったです。

録画ボタンの押し忘れ・・という痛恨事がありまして、アーカイブは幻となりましたが、一期一会でかえってよかったのかもしれません。

身心療法としての指圧



身心療法としての指圧


午後からは、わたしの講義をさせていただきました。
言い訳がましくなるのですが、実はこの一週間前に40度を超える高熱を出して寝込んでいたわたしは、なんの準備もできず、ぶっつけ本番でした。

まぁ、かといって、元気いっぱいに参加していても、あまり用意周到に準備するタイプではない私のこと、同じかたちだったかもしれませんが。

わたしは、参加してくださった先生方が、どんなことにお悩みで、どんなことを学びたいとお思いかをまず知りたかったんです。

この日、山形や彦根、岐阜といった、奈良からはだいぶ遠い地からのご参加があって、わたしはとても嬉しく頼もしく思っていました。

鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師は、あまり群れないタイプの方が多いように思います。

もちろん、定例会や、きっちり学会に属している先生方は、横の連携もあるのでしょうが、わたしのような開業あはき師は、あまり他の先生とお話する機会がないし、自分が開業した時も、モデルとなるような先輩あはき師は見当たりませんでした。

だから、なにもかも我流。のちにシェアサロンのような形になっていったので、相談できることはもちろんするのですが、経営を伴う判断などはすべてひとりでしてきました。

だから、そういうときに相談できる人がいたらいいなぁとずっと思ってきました。

そしていざ、こういう場でお話してみると、何年か前の私がそこにいて、同じようなことで悩み、真剣に向かい合っていらっしゃることを知って、本当に嬉しく思いました。

やっと想いをわかちあえる仲間ができた!

そういう気持ちです。

同志や仲間。いろいろな悩みを共有できる場。

わたしは、そういう場を創りたかったのだなぁという想いをあらたにいたしました。

テーマは、『身心療法としての指圧』として、こころとからだのつながるところに指圧は効くんだ!といういつものわたしの主張。

そして、そこを観ることができる指圧師さんが今、もっと求められているんだよ…というお話をさせていただきました。

指圧実技



指圧実技

時間は短くなりましたが、お一人ずつに指圧を受けていただきました。
梅村先生のお弟子さんもお二人いらっしゃいましたので、梅村先生ともまたちょっと違う指圧を感じていただけたかな?と思います。

技術以前に、それぞれが持つ氣の象がちがうので、そういった微妙な違いを楽しんでいただき、どんどんご自身でも多様な指圧をなさっていただけたらいいな・・と思います。

あっというまに終了時間を迎えてしまいまして、まだまだ話足りない、伝え足りないことだらけでしたが、また、次につながればいいと思います。

企画立案、設営、告知、すべてにおいて、完璧にご準備いただきました梅村先生、本当にありがとうございました。

そして、岐阜からはるばる見守りにきてくださった、母のように温かい目をいつも注いでくださる石井智子先生、本当にありがとうございました。

そしてそして、ご参加いただきました先生方、ご縁をいただきましたこと、本当に感謝いたしております。

また是非、いつかどこかでお会いしましょうね。

指圧の道はどこまでも愉しく続きます・・・・。

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 ならまち月燈/こころとからだをつなぐあかり
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