150.(94/365) 小さくていいことを忘れない。
新年度が始まって、今日で4日目。
「まだ4日なんか…まじか…」と思うほど、もっと長い時間を過ごしたような感覚でいる。
暦の関係でスタートが3日からだったこともあり、いつもよりもここまでにやらなければいけないことがギュッと詰まっているからだろう。
この間、教務主任といっしょにずっと業務改善のためのICT活用について考えている。
すでに新年度が始まって、試していることがいくつかあって、今後それをどんなふうに進めていけばいいか、毎日のように教務主任と話している。
でも、ときどき、「もっと大きく変えなければ…」という意識が2人の間に働いているなと感じることがある。
昨日もそんな瞬間があった。
黒板に「何がしたいのか」「それはどうしてなのか」「その前提に立った時、今困っていることは何か」「本当にその方法しかないのか」「手段が目的化していないか」といったことを2人で話しながら整理していく。
すると、自分たちがこの急ピッチで進む毎日の中で、自分たちもそのペースに飲み込まれて、もっとスピーディーに変えていかなければ、という想いに囚われていたことに気づく。
そして、2人だけで考えすぎていたことにも。
もっと小さくでいい。
みんなにとって負荷が大きすぎることのない、ちょうどいい小ささでいい。
それを試しながら、でも、それが絶対唯一の方法でなくて、みんなの考えも聞きながら、「ぼくらはこう考えてみたんですけど、これがベストとは思わないから、いいアイデアあったら教えて欲しい。」
そんな風に、本当に自分たちのペースにあった進め方をしていこう、と教務主任と確認をした。
ついつい、忙しさに判断の時間を奪われたようで、誰に言われているわけでもないのに「早く!もっと早くして!」と背中を押されるような感覚になる時がある。
でも、そんな時こそ、一度立ち止まって、歩く歩幅を、歩くペースを取り戻すようにしたい。
きっと全速力で走っている時、道端にある面白いものや大切なものは、目に入らないから。
小さくていい。
でも、コツコツ続ける。
忘れないようにしたいし、忘れたくない。
だから、ここに今を残しておく。