【まじめ読み】List05未来の成功より「今日一日」を大切にすればよかった〜『40代を後悔しない50のリスト』第1章
最近の不満、これからどうしたもんかと悶々と足元穴掘るなかで、
「ほんとはいつでも自由なのに、いくつになったら自由になれるのか?と。
そして、自由になるために○○しなきゃという思考になってしまう」
と、ある方をお相手に愚痴らせてもらったところ、
❝「今を生きる事」への先延ばし癖。
賢いつもりが損してる事に気付いて無いの。❞
ガツンときた言葉をいただいた。
確か、「大殺界ってやっぱりあるんですかね~」的なところから始まったような会話からだったかと思うが、大殺界についても、
❝同じ状態が続く事のほうがおかしい。
正負の法則ってうまくいったもんで、自分を納得させやすい、昔の人の知恵。❞
と、これまたぐっと来る返しをいただいた。
「常に10年後とか20年後の目標設定をして、『なりたい自分』の世界に生きているので、今を生きていない」
「30代まではなかなかそれを実感するのは難しいかもしれません。今日が大切なのは、どの世代でも当然ですが、若いときはまだ先のほうが長いですし、必然的に先を見つめることを優先するようになります。」
「そうした前向きの感情は40代でも必要ですが、時間的にやり直しがきかなくなってくる分、今を大切にしない生き方は後悔の対象になりがちなのです。」
私は40過ぎてもいまだに、今よりも先々のことばかりに関心があるのかもしれない。
この書によると、「最後の最後に今を生きなかったことを後悔する」パターンになるのかもしれない。
著者は、子供を授かってこの瞬間を大切にしたい、時間よ止まれと思ったことや、人生折り返し後半戦の意識が出てきたことで、考え方が変わったと言っている。
今の自分をどう評価していいかわからないが、なんとなく、今を大切にできていない気はしている。
もっと若い時分であれば、まずは目の前のことに取り組め、みたいなノリもあるかもしれないが、そういうものではないと思う。
先のことばかり考えず人生やりたいことをやれ、飛び込め! これも違うと思う。
今を大切にするということは、実際どういうことなんだろう?
収穫期を楽しむ、ということなんだろうか。
もちろんまだ先はあるわけだが、ここまで積み上げてきた自分の歴史上にある今という時間を味わう余裕をもつってことなんだろうか…。
草彅剛さん主演の「僕の生きる道」というドラマがあったが、
主人公の秀雄が自分自身のことを架空の人物に置き換えて話すシーンがある。
「僕の友人に将来のことを考えていた男がいます。彼は人生80年のつもりで生きてきました。彼は将来のことを考えてとても堅実な道を歩んできました。今欲しい物を我慢して将来のために貯金しました。本当はこってりした食べ物が大好きでしたが将来の健康を考えてたまにしか食べないようにしました。海外旅行というのはハネムーンや老後の楽しみとしていくらでも行けるからと一度も行ったことがありませんでした。」
「でも彼は突然あと一年しか生きられないことを知ったんです。将来のことを考えるのはとても大切なことです。でも将来を考えすぎて今を見失ってはいけないんじゃないでしょうか?」
これは、将来の目標やあるいは備えを考えすぎて今を楽しむ余裕を失って、後悔するという極端な例だが。
もっと今できることを楽しんで、味わえばよかった
もっと楽しいことを誰かと共有すればよかった
もっと笑ったり泣いたり、その時でないと経験できないことを大事にすればよかった
そういうことなのかなと思う。
いい時も悪い時もある、その時その時を、無理せず楽しんでいいんだろう。
「一日一日」でピッチを刻むと流されにくくなる
ただでさえ、周りに振り回されて思うようにいかない40代、先のことを考えつつも、毎日を積み重ねていくことでブレずにいけるのかもしれない。
これからどうありたいかという姿を明確に描くのは難しい、だからこそ進む方向を意識して日々過ごしていくわけだから、日々の積み重ねがその姿の輪郭を作っていくのだろう。
そして、一日一日を意識することで三日坊主がなくなる、という点は、このコロナ禍で日々の運動を継続できない自分には耳が痛いが…
無理せずできることを自分でやっているご老人ほど生き生きと健康を維持している、それは重大な事実だ。
明日と言わず、今日からやろう。
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