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【新社会人・投資初心者必見!】損益計算書って何?〜損益計算書の読み方編〜|財務諸表を読もう③

こんにちは。今回はどこかで聞いたことがあるような損益計算書について説明していきます。

『今まで何となく触れていた売上高や営業利益や純利益の違いわかりますか?』

これらの数字を正しく把握することによって、様々な場面で正しい判断ができるようになると思います。損益計算書を読み解くことができれば、違いを理解することができます。

この損益計算書は財務諸表の中の一つで、この財務諸表を理解する・読み解くことは、投資家・”できる”ビジネスマン・経営者には必須のスキルとなっているので、ぜひ習得してください。
財務諸表については下記の記事をご覧ください。


そもそも損益計算書とは?

調べてみると下記のようにまとめられています。

損益計算書(そんえきけいさんしょ、英: income statement (US), profit and loss statement (UK)等)は、財務諸表の1つである。企業のある一定期間における収益(revenue)と費用(expense)の状態を表すために、複式簿記で記録されたデータを集計することによって、貸借対照表などと同時に作成される。企業内において経営判断のための情報として用いるほか、株主や債権者などに経営成績に関する情報を提供する。
(Wikipediaより抜粋)

簡単に説明すると
「この1年間の収益と費用はどれくらい?」
ということです。
また、利益損失計算書やP&L計算書とも呼ばれることがあります。

では、この損益計算書は何のために作成されるのでしょうか?
基本的には役員株主取引先などの利害関係者投資の意思決定・営業先の財務状況を見て判断する・自社の経営方針を見直すなどのときに使用するために作成されます。


なぜ損益計算書は読めなければいけないのか

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ここでこのような疑問が出てくるかもしれません。
「なぜ損益計算書は読めるようにならなければいけないのか」
この疑問に関する答えはこちらです。

大きく分けるとリスク回避利益の最大化に分けられます。

・営業先の財務状況をしることによって、相手企業に刺さる効果的な提案をすることができる(利益の最大化)
・営業先の倒産リスクを知ることによって、代金未払いなどのリスクを回避することができる(リスク回避)
・株式投資の際に投資企業の財務状況から成長性を推測することができる
・企業のビジネスモデルの欠点や利点を把握することができる
・自社の状況を知り、値引きなどの判断ができる

このように損益計算書を読めるようになることは、”できる”ビジネスマン投資家にとってかなりの利益があると思います。


損益計算書の読み方

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ここから本題の損益計算書の読み方を説明していきます。
損益計算書には5つの重要な項目があります。まずはそれを見ていきましょう。

①総利益(粗利)

総利益とは商品を売り上げた売上高からからその商品の製造費などの直接関わる原価を引くことで求められます。
式に表すとこうです。

「売上高ー売上原価」
例えば、100円のジュースを50円で製造している場合の1本あたりの利益(粗利)は、50円となり、1万本売り上げたとすると50万円が総利益になります。

自社製品の1商品あたりの利益(粗利)を知っていれば、どれだけの値下げなら、どれだけ多く売らないといけないのかということを計算することができます。


②営業利益

営業利益とは上で求めた総利益から販売にかかった費用開発にかかった費用PC や土地などの固定資産の購入などの営業費用を引いたものになります。式に表すとこちらです。

「総利益ー営業費用」
例えば、ジュースの味を研究するためのかかった費用10万、製造ラインを整えるための設備投資が10万、営業するときにかかった費用が10万かかったとすると50万円から30万円を引いて求められた20万円が営業利益になります。
設備投資などの経費は、正確に計算するために減価償却費という概念を使って計上します。

減価償却費とは?
減価償却費とは、高額(10万円以上)かつ長く使う物を帳簿上では数年に分割して、経費として算出することです。
例えば、パソコンやコピー機など高額かつ長く使うものが挙げられます。
数年前に一括で支払った物を帳簿上では、分割払いのように毎年支払っているように計算しています。


③利子税引前利益(EBIT)

利子税引前利益とは上の営業利益から、資金調達や負債の返済などの企業の財務活動などの営業外の損益を計算したものになります。式に表すとこちらです。

「営業利益+営業外の損益」
例えば、新規事業のために50万円資金を調達して、20万円の銀行からの負債を返済した際には、営業利益の20万円から30万円をプラスして、50万円が利子税引前利益になります。


④税引前利益

税引前利益とは、利子税引前利益から負債の利息分を差し引いた利益になります。式に表すとこちらです。

「利子税引前利益ー支払利息」
例えば、銀行への負債が50万円あり、利子率が年2%だったとすると利息の1万円支払わなければいけません。なので、50万円から1万円を引いた49万円が税引前利益になります。


⑤当期純利益

これが最後です。こちらは、新聞などでよく出てくる言葉ですね。
この当期純利益とは、税引前利益から法人税住民税事業税など支払わなければいけない税金を差し引いたものになります。式に表すとこちらです。

「税引前利益ー税金」

この当期純利益が、最終的に今季もしくは今年度の会社全体の収益はどうだったのかを判断するために使われます。
よく新聞で「◯◯社、純利益20%減」「△△社100億の増益」というのを目にすると思いますが、これらは単にどれくらい商品を売り上げたかをあらわす売上高ではなく、様々なお金を計算した結果の数字となっています。


いかがだったでしょうか?今まで何となく触れていた売上高営業利益純利益の違いが何となくわかってきたかと思います。これらを正しく把握することによって、様々な場面で、正しい判断ができるようになると思います。

この損益計算書は企業のHPなどの掲載されているので、是非確認してみてください!

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最後まで見ていただきありがとうございました。これからも皆さんに「少し」役立つ情報を発信していくので、ぜひご覧ください。

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ジェネラリスト大学生@毎日投稿
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