働くということ~『知っている』と『出来る』の違い
こんにちは。八田唯宇です。
お仕事専門のタロットリーディングをしていることから、私は日頃からお金に対するメンタルブロックや仕事との向き合い方などについて考えることが多いです。
おうち時間が増えたこともあり、最近は自己啓発や心理学などの本を多く読んでいます。
その中で今日は特に自分の中で「なるほど!」と腹に落ちた感のある本を一冊ご紹介したいと思います。
まずタイトルが気に入りました。「億万長者」ってワードですが、普段あまり使わないじゃないですか。
「夢は億万長者!」なんて口にすることはなくても、宝くじ売り場の横を通るとふと「あ~十億あったら何に使おうかな~。」なんて楽しい妄想をすることは誰もが一度や二度は経験あると思うんです。
億万長者が実在するのは事実であって、その人たちってどういう人達なのかな?と「億万長者」というワードが私の純粋な好奇心をくすぐったことがこの本を手に取ったきっかけです。
興味本位で手に取りましたが、この本は著者の「億万長者」の定義(年収が○○千万円以上で納税が××千万円以上など)がしっかりとされており、その対象者に向けてアンケート調査を行っているんです。
著者の友人、知人など数少ない(母数の少ない)範囲でのリサーチではなく、日本にいる億万長者が対象となっているので、信ぴょう性が高い(=信じられる)と感じました。
また、億万長者だけでなくそれとの比較対象として日本の平均的な年収のサラリーマン層にも同じアンケート調査を行っています。
自分が含まれるような年収層との比較があるので実感しやすいです。
また随所にグラフを用いているので違いが浮き彫りになっており、視覚的にも理解しやすくなっています。著者の分析も平易な文章で書かれているので読みやすいところも気に入ってます。
その中で億万長者が成功において重要だと感じているが、一般のサラリーマンがそうだは感じていないポイントがあります。それは
『誠実であること』
あまりにも当たり前すぎると思いませんか?
読んだときに「なんだこんな当たり前のことか。」と拍子抜けしました。
さらに、億万長者は
『誠実であるがゆえにピンチに陥った時に周りの人が助け舟を出してくれて窮地を脱することができた。』『行き詰った時、取引銀行に内情を理解していただき大きな局面を乗り切れた』など困難な状況であっても、素直に自分を見せることで危機を乗り越えていました。
もし、このような状況に陥った時に私には一体何人の人が助けてくれるだろうか?
自分に問いかけた時、自信を持って答えることが出来ませんでした。
私たちは誠実の意味を「知っている」が、誠実であることが「出来ていない」のではないでしょうか。
料理の作り方を知っていることと実際に作ってみることが違うように『誠実さ』と『誠実であること』は全く別ものだということです。
ほとんどの人間が『誠実さが大切』なのは知っています。
小学校の道徳で一番最初に習うくらい当たり前なテーマです。
ただ、あまりにも”純粋すぎる”ので多くの人が大人になるにつれて少しずつそれをかっこ悪いと感じたり、恥ずかしくなったりしてストレートに表現できなくなるのではないでしょうか。
この本に書いていることはどれもみなさんがすでに知っていること、わかっていることばかりです。それを実際にやってみるかどうかで数年後に大きな差となるのだと感じました。積み重ねが結果(成功)として後からついてくるのだと思います。
この他にも両者の違いがたくさん書かれています。興味のある方は是非一度読んでみてはいかがでしょうか。
億万長者になりたい方も、そうでない方もきっと気づきのある一冊だと思います。仕事への情熱を忘れかけている方にもおススメです!
今日はここまで。
追記:この本の中で「ミリオネア(一億円以上の資産家)にはいないが、ビリオネア(1000億以上の資産家)は必ずお抱えの占い師がいる」という言葉があります。
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