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湘南と暮らしと。/日々の買い物に豊かさを感じる話。
都心の暮らしに違和感を感じ、家族で湘南に移住したのが2024年春。
湘南と私。
暮らしと私。
移住後の、湘南、暮らしをつづります。
春から初夏にかけて、湘南は本当に気持ちがいい季節。
ただ買い物に行くだけでも、心が躍る。
これの感覚は都心で暮らしていた時にはなかったなー。
移住から約2か月。
ここでの暮らしを待望(!?)の新シリーズの始まりです。
東京での週末
東京にいた頃は、土日は一週間の食材を確保するために、あちこちのスーパーを駆け回ってたた私たち夫婦。
肉だったらこのスーパー、牛乳やパン、納豆など加工品はこの店、という具合に。
営業マンか?と思うようなルーティン業務をこなしていました。
どこに行っても自転車置き場はいっぱいで、隙間に無理やり入れては、出す時にイラッとしたり。
できるだけ割安な商品を見つけ、その中でもまぁ新鮮そうなものを選ぶような買い物。
正直、買い物はそう楽しいものではなかったなー。
そして疲労を抱えて週末が終わる。
チーン。
湘南での週末
そんな週末も買い物から一転。
ここでの週末は何か違うのです。
野菜を買うのに、毎週土曜日に朝市に行くようになりました。
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土曜日の朝8時。
地元の農家さんが直接野菜を積んで店を広げる。
人気の農家さんはすでに大行列。
朝採れ!なんて野菜もあり、農家とは何時から働いているんだ!?と疑問と感謝を持ちつつ、ありがたく野菜をいただく。
どれもこれも、新鮮で安い!
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そして、大きな道路を一本越えると海岸に出られるので、海に向かい朝のひと時を楽しむ。
そう、朝市後の海辺は皆、マイバックから野菜が飛び出している(笑)。
もれなく私も。
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ここでは、その季節の旬と共にある。
「あらー、梅が出てきたわね~」
「けど、梅の時期は短いから、来週くらいで終わるよ~」
なんて会話が飛び交ってて、ほっこりする。
こんなことを考えて買い物していたことがあっただろうか。
ん~、豊か。
季節と共に自分の暮らしが成り立っているというのは、地球人として当たり前のコト。
そんなことを感じられるなんて、ホント幸せ。
とはいえ、割安のスーパーにももちろん通ってます(笑)。
けど、何かが違う。
自転車でぶらりするだけで楽しいから、買い物も全く苦にならない。
それにしても、魅力的な店が多すぎで、つい寄り道をしたり、余計な出費をしてしまうから、家計にどう影響するか?恐怖だわあ。
心が喜ぶ暮らし
こんな日々の買い物で、豊かさを感じることが、「心が喜ぶ暮らし」なのかなと。
そう、こういう事を私は求めていたのよーーー。
と、心の奥底で、叫んでみる。
こんな積み重ねが、私自身を窮屈にし凍結した部分を解凍してくれるのかもしれない。なんて期待してみる。
つづく。