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甘いものはいつからあげていい?【おやつ】
お菓子やジュース、甘い果物などの甘いものは好きですか? 甘いものは、リラックスやリフレッシュに欠かせないという人も多いかもしれません。
ただし、幼児にとって甘いものは、むし歯や肥満のリスクとして注意が必要で、与え方は大人がしっかり考えたいところ。ここでは、幼児期に甘いものを与える際に注意するといい点をお伝えします。
甘いものをあげる適切な年齢について
一般的に、1歳以上の子どもなら、少しくらい甘いものを与えても問題ありません。しかし、「いつからがいいのか」については専門家の間でも意見が分かれています。
当センターでは、3歳まではなるべく与えないほうがよいと伝えています。
理由は2つあります。
① 乳幼児期の口腔内は未発達であり、むし歯ができやすい
②甘いもののデビューを遅らせることで、成長が著しい時期の栄養バランスを保ちやすい
もちろん、どの年齢でも、甘いもののとりすぎはよくありませんが、特に小さいうちは少しの甘いものでもむし歯ができてしまうことがあったり、おやつでお腹がいっぱいになって食事が十分にとれないといったことが発生しがちです。
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甘いものをあげる頻度と量について
そのため、甘いものを与える場合は、頻度や量、タイミングを制限することが重要です。特に、就寝前には糖分を含むものを与えないようにすることが望ましいです。また、市販のお菓子やジュースなどは添加物(砂糖など)が多く、栄養価が低いものも多いため、できる限り自家製や果物や野菜など、栄養価の高いものを選ぶといいですね。
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歯磨きの習慣をつける
歯磨きの習慣を育てることも重要です。歯磨きは、歯を清潔にし、むし歯のリスクを減らすために欠かせない行為です。幼児期には、大人が手伝いながら、歯磨きの習慣をつけるようにしましょう。
ただし、「歯磨きをすれば甘いものを食べても大丈夫」とは言いきれません。あくまでも、むし歯を作りにくくする手立てであって、根本的には食事、特におやつの与え方、選び方でリスクをコントロールすることが大切です。
まとめ
幼児期に甘いものを与える際には、量や頻度にルールを決め、健康的な食生活を心がけることが大切です。楽しいおやつの時間を共有することは素敵なことですが、子どものむし歯や肥満には注意し、適切な栄養バランスを保てるようにしましょう。子どもたちが健康的に成長するための食習慣は、幼児期が肝心です。
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