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毒親と年末年始と贈り物「幸せになるには親を捨てるしかなかった」を読んで
夫と子どもがインフルエンザになったので、帰省せずにすんだのですが、今日実家から荷物が届きました。子どものためのお年玉とお米と卵とお菓子が入ってました。ありがたい。ありがたいんだけど、いつもモヤモヤします。
今はゆるく連絡取ってますが、かつて縁を切ってほしいと頼んだ時もガンガン荷物が送られてきました。私のことを本当に思ってくれるなら、そっとしておいてほしいのに。何度伝えてもわかってくれず、荷物が届くたびに深く傷つき、連絡しない私が悪いのだろうかと罪悪感をなすりつけられていました。
そんな私の気持ちが言語化されていました。
「贈り物」には
毒が仕込まれている
接触不可のルールを設けたあとも、家族はあなたにプレゼントや季節のカードなどを送り、接触を図ってくるかもしれません。
そして、そうしたプレゼントやカードには、第三者にはわからない攻撃的なメッセージが隠されていることがよくあります。
私も絶縁して最初の2年間は、家族から、私たちの関係性の実態に全くそぐわない、気味の悪いほど優しい言葉が書き綴られたメッセージが送られてきました。これまでの非道な仕打ちなどなかったかのような顔でプレゼントやカードを送ってきたのです。
虐待の事実を無視して、大げさな言葉や豪華な贈り物を寄越してきたところで、本当の謝罪にはほど遠いですし、それによって関係が修復されることもありません。
毒家族は心にもないことを言って、巧妙にあなたに関わろうとしてきます。
毒家族は一見、愛情の詰め合わせに見えるものを送りつけてきて、虐待の手を伸ばしてきます。
家族が絶縁後も、贈り物やカードを通して執拗にあなたにかまうのは、周囲に対して自分たちが「善良な人間」であるというイメージを作り上げ、あなたについて吹聴している悪口の信憑性を高めるためです。
彼らは決してあなたのために物やカードを送るのではありません。
あなたを支配したいがために送るのです。
シェリー・キャンベル
DIAMOND onlineより
まさにこれ。一言一句、共感しかなくて、やっぱり母親は毒親なんだなと改めて思いました。
私は悪くないんだと勇気づけられました。
この記事の表題が
【毒親育ちの特徴】「普通育ちの人」に理解してもらえなくて、苦しい。第三者から受ける残酷な「二次的虐待」 なんです。
いつも毒親という言葉を使うたび、もしかしたら私の思い込みなだけなのでは?と罪悪感を感じていたのです。それはたぶん「普通育ちの人」に理解してもらえないから。でも、それすらも2次被害だったんだなと。私の思いは間違ってないんだ。大丈夫だよ。1人じゃないよと言ってもらえた気がします。
嘘を信じて
敵となる人たち
部外者であるあなたの友人、子ども、いとこ、叔母、叔父、恋人は、優しい言葉の裏に隠された本当の意図を見抜けず、家族の言葉を真に受けてしまい、「向こうは歩み寄ろうと努力している」と言うかもしれません。
あなたの家族が、「善良であること」よりも「善良に見えること」を優先するような人たちだと理解してもらうのは難しいことです。
毒家族の見せかけの感情を鵜呑みにした人たちは、あなたを悪者だと決めつけます。家族の歩み寄りに応えようとしない不届き者だとして、糾弾してくる人もいるかもしれません。
こうした部外者が、間違った思い込みによってあなたの敵に回ることこそが、二次的虐待なのです。
あなたには、そこを
立ち去る権利がある
絶縁後は、このように周囲の人たちが、あなたの家族の嘘や外面を真に受けて丸め込まれるのは、立ち直るための旅においてはどうせ起こること、くらいに考えて受け流せるようになるといいでしょう。
なぜなら、あなたが彼らに立ち向かってまで守るべきものは、何一つないからです。
貴重な時間と精神的な労力を使ってまで、あなたについての悪しき嘘を信じ込むような人たちの信用を得る必要はありません。
あなたの家族が本当はどんな人たちなのかは、あなた自身が一番よくわかっています。
大事にされず尊重されないのなら、その輪から去る権利があなたにはあります。そして、その決断について誰かを説得する必要はないのです。
虐待を疑い、
あなたを責める人もいる
あなたが受けている虐待が、「本当に虐待なのか」と大切な人たちに疑われるのも、二次的虐待を受けていることになります。
あなたを、自身が支配されそうになっていることをしっかりと認識している聡明な人間ではなく、理不尽で繊細すぎる、と捉える人は大勢いるでしょう。
シェリー・キャンベル
DIAMOND onlineより
調査に参加したアダルトチルドレンに、親に求めていたものを尋ねたところ、「彼らは『もっと親密でなごやかな、愛情を感じられる関係を求めていた』と答えました。
そして、『批判的で辛辣な母親でいてほしくなかった、子どもを傷つける態度をとったらそれを認めてほしかった』と言いました。
また、彼らは父親に『もっと子どもの人生に興味を持ち、配偶者を含めた他の家族に対して、子どものために真正面から立ち向かってほしかった』」と答えています。
この調査に回答した人たちの考えや気持ちが、あなたにもよくわかるのではないでしょうか。
40%近くの人が少なくとも一度は家族と疎遠になったことがあるという事実が、あなたの決断を後押ししてくれることを願っています。
これほど多くの人たちが家族と疎遠になっているという事実をなぜ今まで知らなかったのか、疑問に思うかもしれません。
もしあなたと同じような境遇の人たちが全員、虐待された事実を報告していたら、この割合は40%を優に超えるでしょう。
しかし、虐待を報告しない人は大勢います。
家族の秘密を外に漏らさないよう、露骨に、あるいは巧妙に支配されてきたからです。
シェリー・キャンベル
DIAMOND onlineより
これらの言葉に出会えて良かったです。
私は毒親だと言ってもいい。私は親を捨ててもいい。それは当然の権利だと思えるようになりました。
私は今の幸せを守りたい。私が不幸になることをきっと子どもも望まない。彼の祖父母との関係を大事にしようと思っていたけど、私が心身ともに疲弊して体調を崩す方が、彼に取って良くないのだと気づきました。
どんなに母親がいい人ぶろうとも、それに騙されてはいけない。母親に支配されてはいけない。私は私を私の家族を守る義務がある。
毎年、年末年始に帰省するたび、深く傷つき、2、3ヶ月調子を崩してました。今年は帰省しなくて良くなって、心穏やかに過ごせています。
贈り物は届いたけれど。
私は誰にどう思われようと自分を守っていいし、どんな選択をしようと誰かに非難されるいわれはない。私自身も私を非難しなくてもいいんだ。そう思えました。
私は毒親に育てられた。でも、今は幸せに生きている。それを守るために私はきっと必要な選択をしていくのだと思います。
迷いや戸惑いがなくなって、スッキリしました。視界がクリアになった気がします。
また、本を読んだら感想を書こうと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!