『ぷしゅ よなよなエールがお世話になります』
『ぷしゅ よなよなエールがお世話になります』井手 直行
読了しました!
学生のときから「ビール」は大好きで、それこそ浴びるように飲んでいた時期もあったわけですが、最近は落ち着いて飲む中で「クラフトビール」についてもっと知りたい!という欲が高まっております。「クラフトビール」の代表格である「よなよなエール」さんの代表・井手さんの本ということで、絶対読まねば!と思い、購入した一冊。
<要点>
①11年連続増収増益のヤッホーブルーイグさんがどのような過程をたどっていったのか
②「地ビールブーム」が去ったあとの悪戦苦闘から、楽天でのネット販売での急激な売上向上経緯
③悪戦苦闘する中での井手さんの、事業に対する想い、一緒に取り組むメンバーにかける想い
<気づき>
①関わる人すべての人に対して、真摯に向き合うことの大切さ
井手さんが、商品のファンの人たちに対して、いかに真摯に向き合っていたかがいろんなエピソードをふまえて感じることができた。
特に、メルマガに対して批判的な声が返されたときには、すべてのメールに返信し、こちらの想いを伝える。一方的に言いたいことを伝えるのではなく、相手の捉え方に合わせて、こちらの思惑や熱意をきちんと伝える姿勢は見習いたいと思いました。
②「チーム」の空気づくりの大切さ
会社の規模が大きくなっていくにつれて、同じ方向を向く人ばかりではないと感じる中で、どのようにしていくべきかについて目をそらさざすに、決して諦めずに取り組んでいたことに非常に感銘を受けました。
人間関係上、「そういう考えもあるから仕方がないよね」で済ませてしまえるようなことでも、そのままにせず、朝会でムダ話を導入したり、繁忙期であっても必要と判断したチームビルディングのプログラムを地道に続けたり…。
「どうしてそれが必要なのか」ということをひとりひとりと向き合って、同意できるまで話すということを貫いていてすごい。
たしかに、最初の時間はかかるかもしれないが、同じ方向を向ける人、一緒に取り組んでくれる人が増えることで、その後のスピードや工数は減っていくから、目をそらさずに向き合っていくことが大事ですね。
③センターゴロ撲滅
「センターゴロ」という言葉にすごくハッとさせられた。組織が大きくなってくると、それは私の担当外だから、という理由で、気づいたことにも手を挙げず傍観しようとしてしまうなと。それによって、担当が明確に決まっていないものだと、野球のセンターゴロのように誰も球を拾いに行かず失点につながってしまう…。これからさらに組織が大きくなって行く中で、それが発生しないように、しっかり球に向き合い続けられる人であろうと思ったし、周りの意識も変えていけるようにしたいなと思いました。
<個人的な感想>
ヤッホーさんがより好きになりました。その商品の裏にある熱意・情熱・いろんな人の試行錯誤がストーリーとしてみえて、思わずうるっときました。
これはファンが熱狂するわけですね…!
私も広報担当として、向き合う実行者さんたちのそういう熱意・ストーリーをしっかり捉えて伝えていかないと。
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