大学院入試の勉強方法
修士でも博士でも、大事なことが
・どのようなことに自分が興味があり
・その分野で「課題とすること」、「まだ発見出来ていないこと」は何か
・自分がそれを研究することにより、「どのように役にたつことが出来るか」
をある程度考えてください。
私は元々臨床心理士になりたく、臨床心理士の資格をとるために大学院に進学したいと考えていました。
なので、大学院=研究機関ではなく、大学院=資格を取得するために学ぶ場、という認識でいたため、大学院進学後非常に苦労することになります。
正直日本の大学機関は、大学院レベルの内容を学部から実践する必要があると思います。そうすれば、入ることは難しく卒業するのは容易いと揶揄されることもないし、『大学って社会人になった時に役にたつの?』なんて皮肉を受けなくなり、ある程度研究の土台が出来た人間が大学院に進学したほうがより社会に貢献が出来ると思います。
で、1にも2にも3にもまず
「研究計画を定める」
ことをしてください。
そして、
研究室訪問をしてください。
これが、修士・博士共通のまずやることです。
大学院入試に興味がある友人から、『突然、研究室訪問をするなんて失礼じゃないの!?』という質問がありましたが、No problem!無問題!です!!
むしろ、
研究室訪問なくして受かると思うな
くらいに考えたほうがいいです。
※研究室訪問をしないで受かるのは海外からの留学生か、よほどしっかりとした研究計画と基礎力を認められたか、担当教官が仏か、定員割れか・・だと思います。
どこの大学のどこの研究室か検討がつかなくても、まずは自分が気になるキーワード×大学名などで検索をしていくといいかもしれません。
そして,自分がどこの研究室に行きたいか「決めて」ください。
大学院の入試は
・英語
・試験
・面接
とある程度行うことは決まっています。しかし、大学ごとに微妙に内容が変わってきます。なので,どこの大学院に行きたいか決めない限りは、何の勉強を具体的にしたら良いか・・・が分かるはずもない。
で、私が受験した早稲田大学の修士の受験です。
私の研究室では「英語」が重要視されていました。
なぜなら、英語の論文を読むこと、場合によって海外での学会発表や論文投稿が必要になり、英語力は非常に重要になります。
それを,どのように試験をするか。
修士では、英語の専門用語を説明せよとか、この専門用語は英語で何というか、という問題だったと思います(かなり前なのですっかり忘れましたが・・)。
私の行った勉強方法は確か、「大学院受験のための英語」というような参考書をひたすら暗記するものでした。
修士は過去問題も発行されているので、まずは過去問題を取り寄せてみてください(すみません、記憶がなくこんな感じで・・)。
博士の入試です。
これも大学ごとに違うのですが、やはり重要なのが「英語力」です。
試験をするところもあれば(恐らく英語論文)、TOEIC○○○点以上という設定をしている大学もあります。
私が受験した早稲田大学博士課程の学部では、TOEICのスコアを提出することになります。
そして実は私・・・
TOEICを受けたことがない
大学院入試のために,初TOEICを受験することになります。
これも色々ありましたが、初TOEICは600点台という何とも微妙な結果になりました。
博士課程に入学するために必要な英語力としては、何とも心もとない結果だったため、私がとった作戦は「研究計画書の参考文献に海外論文名を書き連ねた」でした。
なぜ,英語力が必要か。
前述しましたが、それは海外の論文を読んだり、学会投稿したり、海外の学会へ行くためです。
私は、「TOEICの点数はしょぼいけど海外論文を読むことが出来るよ!」と少しでもPRしようとしました。
私の研究室では鬼のように海外論文を読ませられたので、分野が変わっても英語論文を読む下地は出来ていました。TOEICの点数を挽回するためには、本来の目的である研究するための英語力はあるよ!を見せるしかないです。
ということで、今回は参考になったか分かりませんが、大学院進学を迷っている方は、まずは
1.「研究室訪問」を行い志望する研究室を選定すること
2.大学院入試に沿った英語力の向上(単語かTOEICか論文か等)
することが良いと思います.
お正月ですがダラダラと。