新井リオさんの『英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法』という本が素晴らしかった。
新井リオさんの『英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法』という本が素晴らしかった。
今さら英語勉強法の本を読んでも(今まで散々読んできたし、そのほとんどを読むだけで実行していないし)と思っていたけれど、この本は英語の勉強のしかたという一面だけでなく、これからの世界で今あるツールを活かしながら、どんなふうに世界で自分のビジネスをしていくかということをとても考えさせられる本だった。
新井さんはデザイナーでもあるので、本の装丁はとてもスタイリッシュだ。だけど中身はきれいに体裁を整えられたものというだけではない、ものすごい情熱を感じる。
はっとさせられるのが、新井さん自身が何かをする前にその終着点を明確に決めている点だ。英語を勉強する前にまず自分にとっての英語ができる人の定義を決める。
例えば、私はオンライン英会話をやるとなったら、とりあえずその25分間英語を話すことに集中して、それが自分のなりたい地点に到達するためにどういう意味を持つのかをほとんど考えていない。オンライン英会話が、英語の勉強の手段ではなく、目的になってしまっていたことに気づかされた。
仕事に繋げていくための方法であったり、発信の仕方であったり、新井さんは自分のなりたい像を明確にして、そのために今何をしたらいいかということを丁寧に考えて、新しいやり方で、ものすごく地道に(ここもポイント)それを続けている。
この本の存在は前から知ってはいたけど、購入するには至らなかった。それはなぜかと言うと恥ずかしいことだけど、著者が若すぎてこんなに年下の人から学ぶなんて恥ずかしいという気持ちが自分にはあったからだ。
だけど、これから自分の年が今より若くなるということはない。自分より若い人からどんどん学んでいこうという気持ちがないと、衰えていくばかりだ。年齢とか性別とか国籍とか、人をカテゴライズする要素でその人から学べるかどうかを判断することはやめたい。
その人の言っている本質にいつでも心を開ける自分でいたい。単なる英語学習本としてではなく、新しい時代の生き方本としても読みどころが多い本。
サポートしていただけたら、作品を作り続ける勇気が湧きます。どうぞよろしくお願いいたします。