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我が家の洗濯バサミ事情

せんたく-ばさみ【洗濯挟み】干した洗濯物が落ちないように、挟んでとめる器具。

出典『デジタル大辞泉』(小学館)

本日は、SGA性低身長症&知的障がいのある次女ちゃんのお話。

我が家には洗濯バサミの使い道が2通りあります。

ひとつは文字通り、洗濯物を干すときに活躍する使い方。

もうひとつは、次女の遊び道具という使い方です。

次女が幼稚園へ入園したばかりのことです。我が家の洗濯コーナーから突然、洗濯バサミが消えました。洗濯バサミがなくても洗濯物は干せるけれど、一体どこへいったのやら、と考えていたところ......

次女が洗濯バサミ十数個を持ち、次々とぬいぐるみやお人形につけている姿が目に入りました。鉛筆やティッシュペーパーもそこら中に散らかっています。

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どうやら、

ティッシュ=マント

鉛筆=剣

洗濯バサミはマントを止めるクリップとして使っていたようです。

最初のうちは、よく考えたね! と感心していたのですが、その日から連日、家のあちらこちらに散らばっているティッシュと鉛筆、洗濯バサミの回収作業に追われることに……

そのうちに弓に見立てたハンガーも加わってきました。片付けても片付けても散らかり続ける洗濯バサミたち。登園前にお支度をせず洗濯バサミで遊んでいる次女の姿を見ているうちに、段々と私はイライラするようになってしまいました。

そうだ、洗濯バサミをなくしてしまえばいい。

根本的な解決になっていませんが、洗濯バサミを見えないところへ隠してみたこともありました(余裕がないときは、おかしなことをしていても気づかないものですね)。結局のところ洗濯時に不便だったので、すぐに元の位置に戻すことになりました。

今から考えるとイライラの原因は洗濯バサミではなく、幼稚園の登園時間が迫っているのにお着替えしない、朝ごはん食べない、歯磨きしない、という次女の様子にイライラしていたようです。そしてそれらを上手く促せない自分にも。

お支度しない理由をもっと丁寧に聞いてあげればよかった。

時間なんて気にせずに一緒に楽しく遊んであげればよかった。

もっと次女の気持ちに寄り添ってあげればよかった。

当初はそれが出来ず、幼稚園の始まる時間に間に合わせることを第一に考えていました。子どもの気持ちより「時間を守ること」を優先していたように思います。時間に間に合わなくて困ると思っていたのは自分だけ、ということに気付くのはもう少し後のこと。

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今では描いた絵を飾るときに使ったり、お人形をくるんだ布を留めるために使ったりと、すっかり違う使い方になりましたが、相変わらず洗濯バサミは次女の遊び道具として活躍しています。

我が家の洗濯バサミ事情でした。

読んでいただき、ありがとうございます🌝

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