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いつでも花は私達の気持ちに寄り添ってくれる

病める時も 健やかなる時も・・・
結婚式の誓いの言葉で良く使う言葉ですが、この続きは皆さんよくご存知だとお思います。
私にとってのこの言葉の続きで一番しっくりする言葉は
「病める時も 健やかなる時も・・・あなたは花を飾りますか」です。

先日、神戸の祖母が亡くなったお話はさせて頂きましたが、続けて東京で長年お世話になった大家さんのおばあちゃんが永眠されました。
私の祖母と全くの同い年87歳でした。

いつも私に手作りのおかずを持って来てくれり、
私がお花のお裾分けをしたら必ずお礼にとビールを下さいました。。
たまにお互いLINEで花の写真を送りあったり、
時には恋バナも 笑

おばあちゃんは花を育てるのが大好きでいつもお庭には季節の花が咲いていて、
一番印象的なのは夏に咲く「のうぜんかつら」。
家の外壁から屋根まで、蔦ってそれはそれは素敵なんです。。

私にとって2022年は忘れられない、本当に悲しい年になりましたが、いつでも二人が天国から見ていてくれると思ったらとんでもなく心強いですし、今まで以上に「死」という事を特別な事ではなく自然な事として受け入れられる気がします。

ブーケトス ブーケ

さて、タイトル写真に戻りますがこちらは
ウエディングのブーケトスで使うブーケです。

ここで、「病める時も 健やかなる時も・・・」のお話に戻りますが、

病める時も 健やかなる時も富める時も 貧しき時も・・花はすぐ側で気持ちに寄りそってくれているなぁとお供えやお祝いのお花を作りながらまた改めて感じたのです。

私の大好きな作家さん凪良ゆうさんの「滅びの前のシャングリラ」の一幕で
小惑星が地球に衝突すると知った、地球が滅亡する直前
食べ物も住む家明日には全て何もかも無くなって、お金にも価値が何ない時に、死者に花を手向けるシーンがあります。
「わぁ。。自分が最期の時にも、人は誰かの為に花をおくろうとするんだなぁ」と強く共感したのを思いだしました。

人は生まれてから死ぬまで節目には花を贈り贈られ、そしてその花に癒される。。

スタートともエンドも花。

花を扱う仕事に出会い、まず私が救われている事。
一生これでやっていきたいと痛感する日々。
日に日に花へのリスペクトが深くなっている私でございます。。

そんな気持ちを沢山の方に感じてもらいたくてフラワーセラピー(準備中)をはじめようと思いました。

それでは、今回も最後までお読み下さりありがとうございました!季節の変わり目ですので体調くずさないようにお気をつけ下さいね。


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