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ゲーム機の歴史を知った日

「パパはどんなゲームを持ってたの?」

息子がまっすぐな目をして聞いてくる。

昔にファミコンというゲーム機があったことは息子も知っている。

パパが子供の頃はファミコンを買ってもらえなかったから、息子くんは幸せだよねとよく言っていたことも、覚えているようだ。

ニンテンドースイッチではファミコンとか過去のゲーム機のソフトも遊ぶことができるので、いろんな種類があるというのも息子は知っている。

ときどきパパが過去の話をしたりするもんだから、ふいに気になったようだ。

「そうだな」
「パパが持っていたのは」

・ファミコン
・ツインファミコン
・プレイステーション
・プレイステーション2
・Xbox360
・プレイステーション3
・wii
・wiiU
・ニンテンドースイッチ

ここでは割愛するが、携帯ゲーム機も挟んでいたので結構なラインナップであった。

買わなかったけど、セガサターンやネオジオ、ワンダースワンなんてものがあるということも説明した。

息子は任天堂以外のゲーム機がこんなにたくさんあるなんてと衝撃を受けていた。

えっ!って驚いた顔を見せる息子。

あと息子にとって衝撃だったのは

パパが

スーパーファミコン

ニンテンドー64

ニンテンドーゲームキューブ

というルートをたどらなかったこと。

「なんで任天堂のゲームにしなかったの?」

「僕だったら絶対こっちを買ってたのに。」

そう言って不思議そうな顔をしていた。


そんな息子にあーそうだと思ってこれを見せた。

これはゲーム機のシェア争いを分かりやすく描いた動画だ。

息子にとってはこれまで任天堂のハードが全てであり

他にもいろんなゲーム機があることに衝撃を受け

そしてこの対戦風な動画にとにかく興奮していた。


「ファミコン強すぎ!」


横で息子に解説をしながら一緒に見る。

息子は目をキラキラさせて聞いていた。


あんなに強かったファミコンも

プレイステーションに破れるときがくる。

そんな歴史も息子に話してやった。


話はスイッチの次世代機にまでおよび

この先の展望に息子も想いをはせていた。

スイッチの時代もいつか終わりをむかえるかもしれない。

次世代機はまたソニーの逆襲にあうかもしれない。

そんな話は息子にとっては恐ろしい話だったようだ。

怖くて眠れない。

そんな息子に、今夜はひさしぶりに添い寝をしてあげたのでした。


たかだかゲーム機でもいろんな歴史があり、今後もいろんな歴史が作られていく。

パパのゲーム史はまた、息子に受け継がれていく。

息子はどんなゲーム人生を歩むのだろうか。

スイッチが破れ去るかもしれない未来に震えながら眠った息子を見て。

そんなことが怖いだなんて、よっぽど任天堂のゲームが好きなのだなと、ほほえましく思えたのでした。

ちょっと怖がらせすぎちゃったかな。

息子ごめんね。


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テル@星詠み
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